HOME | ことばの発達 | ことばの受けとめ方 | 親のことばがけ@ | 親のことばがけA |
ことばの発達 |
![]() ![]() L音への反応と声 Lことばを待つこと ![]() L標準語と方言 L間違ったことば L幼児語と丁寧語 ![]() L〜3才 L3〜4才 L4〜5才 L5〜6才 Lことば遊びの絵本 ![]() L文字に親しむ L文字を読む L文字を書く ![]() L英語を耳から学ぶ L英語を理解する L英語で話す |
![]() ![]() ![]() ![]() |
■標準語と方言 |
「先生は方言ですか?」 幼児教室勤務の時、よくこんな質問をいただきました。 話によると、転勤でこちらに来ていて、いずれは関東に戻るため 方言指導だと困るとのこと・・・。 先生(幼児教育のプロ)は、子どもにとって まねの対象であり、 手本になりますので、子どもへのことばがけは 正しいことば、そして基本的には 方言ではなく標準語で話しかけ ます。 「そんなんしたら あかんやん」ではなくて、 「○○ちゃんがそんなことをされたら どう思うかな?」とか、 「手ー洗いーやー、うがいしーやー」ではなくて、 「手を洗いましょう、うがいをしましょう」とか、 「ぞうきん、そこにあらへんかった?」ではなくて、 「ぞうきん、そこになかった?」と言います。 (幼稚園や保育所によって、または地方によっては、標準語ではなく 方言そのままのところもありますが・・・)。 ただ、私自身 幼稚園勤務の時に苦い経験があったのですが、 先生が標準語を使っていても、他の子ども達は方言を話します。 そして 子どもはその影響を大きく受けます。 指導をする先生は方言ではなく標準語で、と思いますが、 環境については、‘郷に入っては郷に従え’で、子どももお母さんも 新しい環境に柔軟にとけこめるように、どんな方言でも対応できて ほしい・・・と願わずにはいられません。 たとえばこれが英語圏だったら、きっと親としては大賛成なのかも しれませんね(英語にも方言はあるのですが・・・)。 いっぽう、 「家庭で標準語だと、どことなく冷たく、愛情がこめられなかったり、 方言のよさをそのまま伝えられないような気がするんですが・・・」 という声もありました。 方言が正しくないということではなく、標準語、方言に限らず、 日本語として正しいことば、よいことばを使っていきたいですね。 いつもは、 「そんなんしたらあかんやん!」 と言ってる子どもが、ごっこ遊びになると、 「そんなこと、してはいけませんよ」 と話すお母さんを演じています。 関西弁しか使わない家庭(お母さん)でも、 子どもは標準語でごっこ遊びをします。 それは、たとえば絵本やテレビなどのことばだったり、お母さんが 友達や知らない子どもに話していることばだったりします。 子どもはとてもよく見ています。聞いています。そしていつのまにか 自分のものにします。 だから、日本語として、時と場所、場合に応じた正しいことばを 使うことが大切ですね。 ![]() ![]() |
HOME | ことばの発達 | ことばの受けとめ方 | 親のことばがけ@ | 親のことばがけA ![]() |
Copyright(c) Kids Canvas.2004〜.All Rights Reserved. |