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ことばの発達 |
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■文字に親しむ |
「○○ちゃんはぞうさんのマークだね、明日からここに靴を入れるのよ」 入園式に靴箱のところでお母さんが子どもに話していることばです。 幼稚園(保育所)では、靴箱やロッカーには、ひらがなで名前を、 そしてその名前といっしょに絵のマークをつけているところが多い です。 それは、ひらがな(文字)が読めなくても 絵のマークで 自分の靴箱、ロッカーを区別するためです。 毎日 目にする、自分だけのマークと名前の文字、ワクワク ドキドキの楽しい幼稚園で、‘わたし’‘ぼく’だけの マークと名前の文字に嬉しくて嬉しくてすぐに覚えてしまいます。 また、そのロッカーの中にも、一本一本にまで名前が書かれた クレパスやハサミなどの入った道具箱、赤白帽子など、それこそ 自分だけの名前と園用品が大切に入っているのです。 身の周りにはこのように名前の文字がいっぱいです。 自分の名前の文字に興味を持ったら、今度は 友達の名前・文字(マーク)にも関心を持って気にするように なります。 大人の眼からすると、文字を読めないということだけが、クローズ アップされますが、この、読む前の段階の‘親しむ’ことがとても 大切です。 たとえば、‘ぞう’のマークは自然に眼に入って、‘自分のところ’ という理解ができます。 ただ その‘ぞう’も、‘ぞう’を知らない時期には、 「ぞうは鼻が長いね」「ぞうの耳は大きいね」など、 動物園や絵本で意識的に眼を向けるように話しかけます。 そして‘ぞう’ということばと‘ぞう’そのものがつながってきます。 ‘文字’も同じ。‘親しむ’というのは、読めなくても、 意識して眼を向けるだけで、理解につながっていきます。 この入園式のお母さんのようにやさしく、ことばがけしてみてくだ さい。 ほとんどのお母さんが、子どもにかまわず 自分ひとりで子どもの 靴箱をさがして子どもの靴を入れてやり、落ち着きなく行ったり 来たり・・・です。 入園式が特別な日ということもあるかもしれませんが、特別では ない日にはそのように接することができるでしょうか? 逆ですね。いつもの接し方だから、入園式にもこんなことばがけが ふと出たのではないでしょうか? 次の日からは、園では先生が、子どもが自発的に学ぶ環境をつくって いきますが、家庭での接し方がもっと大きな影響を与えます。 まずは‘文字に親しむ’ための ことばがけからスタートです。 ![]() |
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