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ことばの発達 |
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■文字を読む |
「絵本を広げて スラスラと読むから びっくりしたわ」 まだ文字を読むことができない子どもの、こんな様子を見て、 驚かれたことはないですか? ‘文字に親しむ’で記している通り、‘文字を読む’ことも ‘あいうえお’からではなく、‘自分の名前’からスタートです (幼児教室でも名前から入ります)。 「かずきくんの‘か’の字は かなちゃんの‘か’と同じ」 から始まって、 「かぶとむしも‘か’だよ」「かさも‘か’だね」などなど、 ことばから、そして今度は文字の形から、目に入っていきます。 ‘あいうえお’から入ると、「あいうえお」の‘あ’が読めても 「あざらし」の‘あ’が読めなかったりします。 「あじさい」の‘あ’が読めなかったりします。 文字というのは意味を持つことばを表現します。 そしてそれが興味のあるものであれば、よりすんなりと理解できます。 ‘絵本をスラスラ読む’ふうな姿というのは、文字を読んでいる のではなく、読み聞かせてもらった内容を全て覚えて、それを 口に出しているのです。 目は絵を楽しんだり文字を追ったりしますので、こういう体験も とても大切です。 また、好奇心旺盛な子どもの興味は他にいろんなものに向けられます。 家の中では、絵本のほか、スーパーの折込チラシの文字、たとえば 「にんじん」「じゃがいも」や、「キャベツ」「トマト」など、 カタカナでもかまいません。いっしょに読むことを楽しみましょう。 外に出たら、看板や、駅の名前、案内板など 目についた文字を つぎつぎに読んでみてください。 「にんじん」でも「に・・ん・・じ・・ん」ではなく、「にんじん」 として ひとつの意味をもつことばということを理解することが大切 です。 そして今度はひらがなカードを使って、逆[ことばをひとつひとつの 文字にわけてみる]をいくのです。 これも自分の名前から入ります。何枚かのカードの中から ‘かな’ちゃんの‘か’の字をさがします。 ‘か’がさがせたら、‘かな’ちゃんの‘な’をさがして、 二枚のカードを「かな」と並べて読みます。 ‘にんじん’の‘に’は? ‘じゃがいも’の‘い’は? と、いろんなことばを作っているひとつずつの文字を理解していき ます。 次に、カードをいろいろ並べ替えて「かに」「いか」など、新しい ことばをつくって楽しみます。 ![]() くもん式のひらがなカードです。 無理に文字を教えるのではなく、遊び感覚で 使いましょう。 文字を読むことができたら、ことばの世界も大きく 広がります。 ことばの世界が広がれば、思考の世界も広がります。 人の思考はすべてことばで成り立っています。 人はことばで考えるのです。 「にんじん」の「じ」などの濁音、 「ぴーまん」の「ぴ」などの半濁音と「−」などの長音、 「らっきょう」の「っ」の促音と「ょ」などの拗音、 などなど、むずかしいものもありますが、その音を使った、いろんな ことばをまず集めるところからスタートしましょう。 集めたことばを書き出してあげて、読むのです。 慣れてきたら、子どもあてに、いろんな文字を含めたことばを使って 手紙を書いてあげましょう。 子どもは大喜びで、一生懸命読もうとします。「読まなくては・・」 ではなくて、「読みたい」から読みます。 楽しく文字を学ぶというのはこのように、 自分から「〜したい」と思って学ぶことです。 ![]() ![]() ![]() |
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