Kids Canvas  EQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
   HOME  |  入園前の集団生活  |  幼稚園選び


    幼稚園選び<集団生活
   集団生活
 入園前の集団生活

  L幼児教室
  Lサークル
  L未就園児クラス

 幼稚園選び

  L幼稚園と保育園
  L2年保育と3年保育
  L私立と公立幼稚園
  L幼稚園の保育方針
  L幼稚園から小学校へ
                 

 子どもが自分で探しあてた
 
‘初めて’の感動

 ドキドキワクワク、心が
 躍って、

 「ねえ、みてみて」って

 弾んだ声が・・・。

 呼びかけられたみんなも

 「わー!すごい」って

 いっしょにその感動が
 あじわえて・・・

 すると・・・
 その
ドキドキワクワクは
 何十倍にもふくらんで


 みんなの心がひとつに
 なって、あたたかくなって、
 大きくなって、
 豊かになります・・・



 そんな素敵な毎日、そんな
 素敵な子ども達から、
 こんな素敵なことばたちを
 たくさんもらいました。

 子どものことばから学ぶ
 メルマガを発行しています。


 こども心へ〜おとな心
 をときほぐして・・・

 メールマガジン登録
    ≪無料≫

 メールアドレス:
 
     

 Powered byまぐまぐ

                 



  違いって?  幼稚園の保育方針
 ■幼稚園の保育方針の違い

  幼稚園での経験が、その後の子どもの自主性や創造性に大きな影響
  与えるということは言うまでもありません。



  年長クラスの担任をしていた時のことです。


  私が勤めていた幼稚園は、自由保育の幼稚園で、

  子どもが‘やりたい’という遊びを自分で選び、考え、工夫して
  発展させ、さらに新しい遊びを創りだしていくという、

  自発的な活動を通して創意工夫することに重きをおく幼稚園です。


  そのため、ごっこ遊びや積み木、ブロック、制作、粘土などなど、
  選ぶ対象になる遊びの環境を充分に用意して、自由に遊ぶ‘自由遊び’
  をとても大切にしていました(もちろん、設定保育といってみんなで
  同じ目的を持って同じ活動に取り組む時間もありますが・・・)。


  年長からこの幼稚園に転入してきたNちゃんが、この自由遊びの
  ときに、

  「ずっとこうしているの?」

  「早くなにかしようよ、つまんない」


  と言ってきました。

  他の子ども達は‘片付け’の時間が少しでものびるようにと、

  ‘いま、とても楽しいからちょっと待って・・・’というくらいです。


  転入する前にNちゃんが通っていた幼稚園は、自由遊びがあまり
  なくて、先生が常に何かを‘教える’というスタイルの幼稚園だった
  ようです(お母さま曰く、音楽面に力を入れていたようです)。


  Nちゃん自身も

  「前、行ってた幼稚園は、ハーモニカばかりやってたの」

  と話してくれました。他にも、とても難しい折り紙を折って、

  「これ、幼稚園で教えてもらったの」

  と言います。


  決められたことをしたり、作ったりはとても上手で根気よく取り組み
  ますが、自分で遊びを見つけだしたり、友達といっしょに遊ぶという
  ことがわからないという様子でした。


  Nちゃんが得意なことでは、みんなに披露する時間をとったり、
  教えてあげるようにことばがけをして、前の園で得た自信をなくす
  ことなく、


  その上に、Nちゃんも‘初めて’の経験や友達の遊びからいろんな
  ことを学んで、先生主導ではなく、自分から‘やってみよう’という
  気持ちを持つこと
ができるように、少しずつ少しずつ時間をかけて、
  接していました。



  幼稚園によって、日々の遊びや活動というのはまちまちです。


  ハーモニカをふくことで感性が豊かになったり、難しい折り紙を折る
  ことで指先が器用になったり、それはそれで大切なことだとも思い
  ます。


  ただ、‘教えてもらう’ことよりも‘気づく’ことが大切だったり、
  ‘型どおりの遊びを再現’するより、‘自分が創り出す新しい遊び’
  の方がドキドキ・ワクワク感をもたらしてくれたりします。




  幼稚園によってその保育方針、教育方針は異なります。


  どの幼稚園ももちろん、子どもの成長にとって望ましい環境を用意
  して、子どもの自主性を尊重した年間通しての保育目標をかかげ、
  それを毎月、毎日の具体的な活動へと結びつけていきます。


  ただ、子どもにとって望ましい環境が、親の希望を満たせるかどうか
  は別問題になってきます。

  出生率低下で園児数が減ってきて、園経営が難しくなると、
  嫌が応でも園の方針を変えざるを得なかったりもします。


  大きな会館を借り切っての音楽会や、劇発表など、
  外からの見た目を華やかに、華やかにしようと・・・

  その目的のひとつは、親の目を引くことで・・・


  「あそこの幼稚園は情操教育に熱心で、素晴らしい音楽会があるのよ」

  「子ども達はとても集中して、きれいな音を出していたわ」


  などなど・・・評判を得るためだったりします。

  子ども達の園での日々の活動の様子は、わからないまま・・・
  園の、それが保育方針と思い込んでしまって・・・
  年間を通してはそれではいったいどうなの?

  ・・・なんてなりますよね・・・


  保育方針も‘最良の教育’と同じで「これが素晴らしいものだ」
  というものはありません。

  親のための幼稚園ではなく、子どものための保育方針を貫き通して
  いる幼稚園が、これ以上減っていかないことを願っています。

                                


           前ページ    次ページ




   HOME  |  入園前の集団生活  |  幼稚園選び                 Kids Canvas
Copyright(c) Kids Canvas.2004〜.All Rights Reserved.