入園前に準備としての集団生活は必要か～Kids Canvas～EQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育

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　　　幼稚園の4月といえば・・・　　「お母さーん」と泣き叫ぶ子ども、　　お母さんを追って上靴のまま外に飛び出そうとする子ども・・・　　などなど、にぎやかなスタートです。　　こういう光景は、お母さんにとってもとても心が痛むものです。　　就園前にワンステップ、前段階の集団生活を経験して慣れておけば、　　「母子分離も心配ないわ」　　そんな思いが‘入園前の集団生活’のきっかけになることが多いです。　　が、他にも　　「友達の中に入っていけないから心配で」とか、　　「友達のおもちゃは自分のものというのではなく、　　　ちゃんと貸し借りができるように」とか、　　「ことばが遅いから集団に入ると刺激になると思って」とか、　　「いろんな友達と遊ぶことで思いやりの心も育つと思って」とか、　　「いきなりの大きな集団で戸惑うよりも、慣れさせたくて」とか、　　「友達と同じことができるかどうか心配で」とか、　　いろんなきっかけがあります。　　確かに母子分離の機会はそうそうあるわけでもなく、　　また、現在は子どもの数も減ってきてなかなか　　‘友達といっしょに遊ぶ’という経験もできにくかったり、　　友達との交わりから学べることばのコミュニケーションも　　とりにくかったりします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幼稚園入園当初、　　本当はいろんなことが自分ひとりでできるのに、お母さんがいない　　寂しさから泣いてしまい、　　できていたことまで「できない」と、自信まで失ってしまうケースも　　あります。　　就園の前段階としての集団生活が、　　‘できないこと’を‘できるようにする’とか、親の心配をやわらげる　　ためとかだけなら、幼い子どもの心の声はきっと「いやだー」と叫んで　　いること間違いなしです。　　けれどもその場が、　　‘家でできること’を、‘違う場所で’‘お母さんがいなくても’ 　　‘知らない友達が見ていても’それでも‘できるんだ’という自信を　　持つための場所なら、最初は泣いてしまっても少しずつ楽しむことが　　できるようになってきます。　　そういう、お母さん自身の気持ちの持ち方と、　　そういう、ひとりひとりの子どもの良いところを積極的に認めて　　伸ばしていける集団であれば、子どもにとってもお母さん自身に　　とっても、とても意味のある必要なステップになると思います。　　親離れできないとか、人見知りをするとか、貸し借りができないとか、　　ことばが遅いとか、そういう子どもの問題よりも・・・　　お母さんが子離れできていなかったり、　　他のお母さんの中に入っていけなかったり、　　お母さん自身が、子どもの‘できること’を認めていなかったり　　（‘できること’は当たり前で、‘できないこと’にどうしても　　　目がいってしまいがちです・・・）、　　‘友達と同じスタートライン（またはより前方のスタートライン）　　に立たせてやりたい’という、対他の子どもとの比較からの気持ち　　だったり、　　お母さん自身の問題の方が、特に最近は大きいように思います。　　だからこそ余計に、大きな集団（幼稚園）の前の小さな集団生活の場が、　　子どものためという以上に、お母さん自身の成長の場になるようにと　　願って、その経験ができる環境であれば、飛びこんでみられては・・？　　と思います。　　入園前の集団生活の場と考えられるものをあげて、　　それぞれの良いところ、注意するところを記しました。　　以下、のぞいてみてくださいね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幼児教室　｜　サークル　｜　未就園児クラス　　　　　　　　　　　　▲ 　　　　　　　　　　　　▲ 　　　　　　　　　　　　▲

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