Kids Canvas  EQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
   HOME  |  絵本好きになる読み聞かせ  |  読み聞かせのタブー
 読み聞かせのタブー<絵本 
  絵本の読み聞かせ
絵本が好きになる

 L@絵本は教科書?
 LA絵本はテレビ?
 LB眼で対話する絵本?

読み聞かせのタブー

 LC読み聞かせ前のタブー?
 LD読み聞かせ後のタブー?
 LE対象年齢にこだわる?
              

   
             
 



  絵本に大きな期待をかけていませんか?

  文章を理解する力とか、表現力とか・・・、

  これから先の、国語の成績や感想文のできを心配して・・、
  絵本を利用しようと思っていませんか?


  ‘大きな期待’が、読み聞かせのタブーをつくります

  期待が裏切られないようにと、言ってはいけないことを言って、
  確認しなくてもいいことを確認してしまいます。



  絵本から学ぶのは子ども自身です。
  学ばせようという思いが働けば、子どもは自分で学ぶことを
  やめてしまいます。感じることもできなくなります。

  絵本を遠ざけるようになります。

  期待をするのではなく、楽しみましょう。
  タブーは、頑張りすぎるとよく出てしまうものです。

  頑張りすぎないでくださいね。


 ≪C 読み聞かせ前のタブー?≫  
絵本前おきはしないようにしましょう!


  たとえば『そらまめくんのベッド』なら、読み始める前に、

  「お友達に意地悪をしたらどうなるのかなー?そらまめくんが
   どんなふうになるかよく見ていてね」

  とか

  「そらまめくんはやわらかな素敵なベッドを持っていたん
   だけど、意地悪を言ってお友達を入れてあげなかったの。
   そうしたらある日その大切なベッドがなくなって・・・
   どうなるんだろうね?」」

  などなどと言ってしまうこと。


  子どもは、絵本の表紙がめくられて話が始まる前からもう、
  ‘今からどんなことが起こるのかな?’と、

  絵本の登場人物になりきって想像の世界に入っていきます。

  そこに、

  ‘これはこういう絵本だよ’とか
  ‘ここが大切だからよく見てね’とか、

  説明されると、

  想像の世界が中断され、興味がそがれてしまいます。


  子どもだけではなくおとなでも、ストーリーの展開をあらかじめ
  耳に入れられるとそのストーリーを新鮮な気持ちであじわえない
  ですよね。

  たとえ結末は話さなくても、もうそのストーリーの世界に入り込んで
  いる時の前おきは、絵本全体のイメージをこわしてしまいます。

  まして、‘大切なところ’や‘どんなふうに感じるか’というのは
  人それぞれで、‘大きなお世話!’なんて、思いませんか?



  子どもがストーリーの世界を自由にイメージし、いろんな登場人物の
  気持ちに自分の気持ちを重ね合わせて創造力を豊かにしていくという
  絵本のよさをこわさないようにするには

  ‘前おきはしないように’を心がけましょう!
                                          いい絵本は、時代や国境を越えて親しまれるものです!
  [子ども達が大好きな絵本]&[おすすめ絵本]
NO.  絵本  どんな絵本?  著者
 1

 そらまめくんのベッド
 やわらかな素敵なベッドを持っている
 そらまめくん。友達のまめがベッドに
 入れてほしいとたのんでも、入れてあげ
 ません。ある日、その大切なベッドが
 なくなって・・・ 
 なかやみわ 作

 
 2

 ピーターのいす
 ピーターの家には生まれたばかりの妹が
 います。音をたてて遊べないし、自分の
 ものだったものが、どれもピンクに塗り
 かえられたりして面白くありません。
 ピーターはまだ色が塗りかえられていない
 いすを持って、家を出ることに・・・
 エズラ・ジャック・キーツ 作

 きじまはじめ 訳
 3

  これはのみのぴこ
 のみのぴこの紹介からはじまって、
 ‘これはのみのぴこの・・・’と次々に
 広がっていきます。谷川俊太郎の独特な
 ことばのあじわいを楽しめる一冊です。
 谷川俊太郎 作

 和田誠 絵
 4

 こねこのぴっち
 こねこのぴっちは、きょうだいのねこたち
 が楽しそうに遊ぶいろんなことを、面白い
 とは思いませんでした。外に出て、他の
 動物たちのようになってみたいと思ったの
 ですが・・・
 ハンス・フィッシャー 作

 石井桃子 訳
 5

  からすのパンやさん
 からすのパンやさんの家に四羽の赤ちゃん
 が生まれました。赤ちゃんの世話でパンを
 こがしたりして、だんだんお客さんが減っ
 てきたパンやさん・・・さて・・・
 かこさとし 作

 

                            Bへ  Dへ



                                                        
   HOME  |  絵本好きになる読み聞かせ  |  読み聞かせのタブー            Kids Canvas
Copyright(c) Kids Canvas.2004〜.All Rights Reserved.