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 リトミック<自己表現
  自己表現
           
子どもの絵の間違った見方?


リトミックで情操教育?


自己中心から抜け出る劇遊び?


               
   心と体を育てる
   3・4才児からの
   リトミック
   (CDつき)

  リズムであそぼう
  リズムであそぼう



 リトミックというのは、
 ダルクローズという
 音楽教育家が考案した
 音楽教育法です。

 リトミックが幼児教育に
 取り入れられるのは、
 ‘情緒の安定’により
 子どもの
心・身・知
 バランスよく育まれる
 からです。

 リトミックの取り入れ方
 はまちまちになってきて
 いますが、
 従来のリズムあそびを
‘リトミック’と表わす
 ことが多いようです。
               
 



  音とリズムにあわせて身体を動かし、身体表現をする時の
  子どもの表情はとてもいきいきとしています。

  音楽に触れ合いながらのリトミックは、
  自分の中にあるいくつもの自分、自分の中にはない全く別のもの
  になれる、表現できるという気持ちよさをあじわうことができます。

  ‘リトミックが情緒を安定させ、豊かな情操を育てる情操教育’
  といわれるのはそういうところからです。


  うさぎになってピョンピョンとんだり、魚になって泳いだり、
  身体は自然にリズムを感じて動きます。

  子どもはリズム感がよく、合わそうと思わなくても身体が
  リズムをつかみます。

  子どもによって、自分の身体のどの部分が反応するかとか
  どのような動きになるかとかが、それぞれの子どもによって
  違ってきて、それがリトミックでの自己表現になります。


  うさぎや魚などになったり、リトミックで表現をした後の
  子ども達は、独特の満足感と安定感を持った表情です。

  リトミックで心と身体をつなげて感じたままを表現することで、
  情緒のバランスがとれるのです。

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 ☆水の中の生き物の身体表現(リトミック)

  [3歳児]

  ひじを使って泳ぐ子、

  手のひらを使う子、

  足を上手に使う子
、と

  いろんな表現の泳ぎをする子ども達。


  「ぼく、あんこう」と言う子もいれば、

  「ぼくは、黒いお魚」

  「ぼくは、たいやき」
などなど、

  ‘泳ぐ’ことだけが嬉しくて、おおはしゃぎです。

  (子どもの中では、たいやきも生き物なんです。)



  そんな、おおはしゃぎの子ども達の中で、ひとり泣き出すKちゃん、

  「だって、Kちゃん泳げないもん」と悲しそうな顔。

  日ごろから、身体を動かすことにはとても消極的なKちゃんですが、
  体操遊びとは違うリトミックでの身体表現でも泣いてしまいました。


  活動の前に、池の鯉や水槽の金魚、絵本の水の中の生き物を見て
  楽しんでの身体表現(リトミック)でしたが、

  Kちゃんには‘泳ぐ’ことだけがクローズアップされ、そこから出た
  こたえが「泳げないもん」でした。
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  ‘泳ぐことだけ’が楽しい子と、‘泳ぐことだけ’を敬遠した子
  様子でしたが・・・、


  これが実際、水族館への遠足の後の表現なら、

  「ぼく、かめさん」とか、

  「たつのおとしごは、こんなだったよ」とか、

  「むつごろうは、こうやって出てくるの」とか、


  同じ音とリズムを感じても、‘泳ぐことだけ’ではなくて、
  ゆっくりな動きだったり(カメ)、
  ツンツンと縦に動くという表現だったり(たつのおとしご)、
  じーっとしていて急に動く表現だったり(むつごろう)、

  それはそれは、特徴をよく表わして表現します。

  もちろんそんな時でも、実際に水族館にはいなかった生き物の名前を
  あげて嬉しそうに表現する子どももいますが・・・。


  本当にいきいきとした身体表現(リトミック)をするには、
  その表現する対象を実際の経験で得たものであること、
  そして子ども自身から生まれたものであること、
  またそこに‘感動’があることです。


  そうすれば、身体を動かすことが苦手でも、‘泳げない自分’から、
  ‘表現するもの’をきりはなして、‘泳ぐ’表現を楽しめるように
  なります。

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  ‘感動’があれば、どんなことでも子どもから話をしたいし、表現
  したいし、好きな人に理解してほしいと思います。


  リトミックでの身体表現のいちばん重要な意義は、情緒の安定です。
  そしてそこからは集中力も生まれます。


  動物園や水族館、そんな特別な場所ばかりではなくても、毎日見か
  ける風にゆれる木の葉や、せっせと歩く蟻、気持ちよく空をとぶ
  すずめやハト、

  どんな小さな発見でも、世界初の発見かのように、‘感動’を伝え
  られる子ども達
です。


  その感動を身体で表わす子どもの細かな表現に眼を向け、理解して
  あげることで、もっともっとその対象を見る眼、観察する力がつき
  ます。


  ‘リトミック’を難しく考えずに、逆に子どもの動きに合わせて効果音を
  口ずさんであげたり、音を奏でてあげたりするだけでも大喜びです。

  家でもどんどん子どもから出てくる身体表現を取り上げてみてくださいね。

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