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      『 実験 大好き! 』  4歳児



     寒さ厳しい朝、

     水たまりが凍ってできた、氷のかけらを持ってきたNちゃん。

     手を真っ赤にしながら、ずーっと氷の感触を確かめている。

     溶け出した氷を見て、

     「 冷たいお水入れないと、溶けちゃう 」

     と言って、せっせと水を入れながら…。


     次の日、

     「 水入れて、ベランダに置いてたの 」

     と、今度はベランダで作った氷を持ってきた。

     手を真っ赤にしながら
     また氷を楽しそうに、ずーっと触り続けている。

     溶け出した氷を見て、今度は…

     「 水あったら、溶けちゃう 」

     と言って、

     溶けて溜まってくる水をせっせと捨てながら…。


     昨日とまったく反対の行動を取りながら…。





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     ということで、今日は…


     実験を繰り返し、気付きを得て、

     自分で答えを見つけ出していく子どもの探究心について…


     大切な大切な氷を
     少しでも長く、形あるままにしておくために繰り返す、

     一生懸命な正反対の行動に、

     これだと思ったら

     信じてひたすらやり続けることの意味を学んだ気がしました。


     ちょっとやそっとの躓きで投げ出すことなく

     ひたすら繰り返すこと 、

     地味だけど、それを繰り返す作業のひとつひとつが

     大きな学びへとつながっていること、

     そしてその先に、

     求めていたこたえが必ず見つかるということを、

     子どもたちは思い起こさせてくれます。


     場合によってはすぐに

     「できない」

     「やって!」

     「教えて!」


     と、救いを求めますが、

     自分が興味を持ったこと、

     自分が好きなこと、

     自分が知りたいと思ったこと、

     自分ができるようになりたいと思ったこと…は、

     決して投げ出すことなく、

     繰り返し繰り返し実験し、挑戦する子どもたちです。


     その繰り返しの中での上手くいかない経験が 、

    ‘ 方法を変える ’ という気づきにつながります。


     一度思い込んだら、

     そのやり方を変えるには大きな抵抗があり、

     なかなかその発想を変えることができません。


     特に子どもたちは、信じていたことが間違っていたと、

     認めることは難しく、

     それを認め方法を変えていくには、大きな勇気が必要です。


     柔軟な思考で、いろいろ試して、
     レパートリーが増えれば増えるほど、

     次に出会う問題の解決方法もたくさん考え付き、

     さらに新しい方法を試すことができるようになり
ます。

     繰り返す実験、そこで の失敗、

     そのときに、

     ‘ もう一度 ’ と投げ出さないことが、

     新しい発見、こたえを導き出すことにつながっていきます。


     投げ出さない !!

     「 自分が出した企画やアイディアを、
       少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、
       独創的な発想をしているとはいえない 」

      by ビル・ゲイツ


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