Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 熱中 』  5歳児



     砂場でだんご作りに熱中する子どもたち。

     どうすれば、硬くてなかなか壊れない、きれいなだんごが
     できるかを研究しながら…。


     黒砂、白砂、さら砂など、砂を使い分け、水をかけていく。

     水を少しずつかけては、さら砂をふりかけて固め、
     上から白砂をかける。

     これを繰り返し、繰り返し、だんごを大きくしていく。

     もくもくと硬くて魅力的なだんごを作り続けていくだけの
     子どもたち。

     苦労してできあがっただんごは、

     片付けの時間になってもつぶしたくなくて

     木の陰の秘密の場所に隠しに行った。





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     ということで、今日は…


     無心で、ひとつのことに熱中する子ども心について…


     石ころ、葉っぱ、砂、花びら…

     大人にとってはその存在さえも気にとめない自然や、

     時にはゴミとして捨ててしまうようなものでも

     子どもにとっては宝物になります。


     そして年長クラスにもなれば、

     その宝物をより美しく、より魅力的な光り輝くものにしようと
     工夫することに一生懸命になります。

     だんご作りはまさにそれを顕著に表す様子です。


     その宝物の様子に変化を与えて、

     ‘ きれい ’ ‘ 格好良い ’ ‘ ツルツルピカピカ ’

     などなど、宝物をリメイクしていきます。


     どうすれば、よりきれいになるか、

     より格好良くなるか、より光り輝くかを考えながら!


     他の宝物や友達の誘いには目もくれず、

     ただただ目の前のひとつの対象物だけに集中して!


     その姿・様子は、

     余計なことは考えずに、迷わずひとつのことに

     夢中に取り組めば、

     現在(いま)というときが幸せで充実した時間となること、

     そしてその満たされた気持ち、達成感は、

     これから出会うどんな困難や問題をも

     夢中に乗り越えていく力になって
いくことを教えて
     くれています。

     いつか大きな実を結ぶことにつながることを!

     工夫 すること、考えること、熱中すること、
     思いを込めること、

     大人にとっては‘ 熱過ぎてうざい ’と、

     ともすれば思ってしまうような姿勢かもしれませんが、

     子どもの頃には誰もが‘ 熱かった ’ ということを
     思い起こさせてくれます。


     そしてエジソンも言ってます。

     「 時の経つのも忘れて、ある一つのことに熱中できる人は、
       必ずや何かを成し遂げるだろう 」

       by エジソン

     と!!


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