Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 役割と責任 』  4歳



     双子の まあちゃんとゆうちゃんはいつもいっしょ!

     遠足の日、

     まあちゃんがゆうちゃんを見ながら言った。

     「 まあちゃん、ゆうちゃんを見ないといけないの! 」と。

     中耳炎で耳が聞こえにくくなっているゆうちゃんの手を
 
     しっかり繋ぐよう、お母さんから頼まれた、
     まあちゃんのことば!

     その顔は、誇らしげで

     自信にあふれていた。





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     ということで、今日は…


     役割を任せられることで育まれる子どもの心の成長について…



     ふたりの世界があって、

     いつもはおとなしい、うつ向き加減のふたり!

     そんなまあちゃんが、

     この日の「ゆうちゃんをみる」と口にした時には

     顎が上がり、まるで別人!

     とても誇らしげで自信にあふれていました。

     大人でもそうですが、

     頼りにされること、

     任せてもらえるということ…は

     「信じているよ」というメッセージでもあり、

     嬉しい
ものです。

     「どうせできないでしょ」

     「任せられない」


     ではなく!

     子どもは親の鏡です。

     「できない」

     と親が思っていると

     子どもも

     「できない」

     となります。

     「心配」と思うと、

     子どもは、

     もっと もっと心配になります。

     また、「心配する」ということは

     「信じていない」の裏返し!

     子どもは、

     「どうせ私なんか…」

     と自信喪失、消極的で

     諦めの早い子になって
しまいます。

     毎日いっしょにいると見過ごしてしまう成長があります。

     ‘任せたことをやり遂げる力がまだ育ってない’

     'まだ早い’…とか、

     ‘失敗して自信を失わさせるのも’…とか、

     ‘かえってその失敗の後始末の手間がかかるのも’…とか、

     先回りして、

     '任せない' 選択をすることが多い
のではないでしょうか?。

     やり遂げる力は

     やってみることで育つもの


     経験、体験なくして育つものではありませんね。

    「できないから任せない」

    ではなく、

    「任せたらできるようになる」


     という逆発想で任せてみたいですね。

     加え、子どもというのは、

     簡単にできることよりも

     背伸びしてジャンプしてようやく届くくらい

     難しいことに挑戦したい
もの!

     そしてそれができた達成感が

     ひと回りもふた回りも子どもを成長させてくれます。

     特に、何か役割を与えられること、

     自分の役割によって、

     誰かのためになる、

     誰かが喜んでくれる、

     認めてもらえる、

     「ありがとう」のことばをもらえる…

     そこで得られた喜びこそが

     生きていく力となり
ます。

     異なった場面場面で、

     異なった役割を任せて

     いろんな人との関わりの中で、

     たくさんの感動を経験させてあげたい
ものです。





     「 人を信じれば、人は裏切らない。
       人を立派な者として扱えば、人は立派になる 」

       by  エマーソン





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