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![]() 『 移り気ではなく… 』 5歳 サンタクロースに手紙を書きプレゼントをお願いする子どもたち。 すると 「 サンタさんの家にポストなんてないよ 」 「 お手紙を書くんじゃなくて長靴を置いておくんだよ 」 と、言い出す子もいた。 欲しいものはというと… 「 お財布 」 「 折り紙 」 「 お手紙を書くもの 」 「 お菓子 」 「 ゲーム 」 などなど。 そんな中、Tくんが言った。 「 ぼくはゲームしか頼めないの だってお母さんがゲームしかダメですって言ってたんだもの 」 と。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 移り気に見える子どもの気持ちについて… サンタクロースは子どもにとって 「 お話の世界 」「 想像の世界 」 に生きている人! そのサンタクロースからのプレゼントの選択は、 各家庭それぞれの考え方で異なります。 子どもが欲しいと言うものにあまり気が乗らない保護者は、 保護者が選んだ「 長靴に入れてくれるプレゼント 」を 楽しみにさせたり… 子どもが欲しいと思うものをプレゼントにしたいと思う保護者は、 子どもに、「 サンタクロースに手紙を書こう 」と提案したり… いろいろです。 サンタクロース(保護者)が選んだプレゼントであっても 子どもにとっては感動的なプレゼントです。 だって、サンタクロースという夢の中のおじいさんが、 ぼくの(わたしの)家の、部屋の中の長靴を見つけて 届けてくれるのですから! 子どもが欲しいと訴えるプレゼントを早い時期から準備万端 そろえても、 間近になって違うプレゼントを口にすることがあります。 「 長靴を置いておいたらプレゼントが長靴に入っている」 〜それがクリスマスプレゼントという感覚の子どもにとっては、 「 サンタクロースに手紙を書く? 」 「 そんなプレゼントのもらい方があるんだ! 」 「 一生懸命、きれいな字で書かないと読んでくれないかな? 」 「 お手紙を書くものがほしいな 」 「 折り紙に書こう! 折り紙がほしいな 」 などなど、 サンタクロースの話で盛り上がって、 友達の話や、欲しいものを聞いて そこからまた自分なりの想像の世界が始まって 「 欲しいもの 」が上書きされていきます。 ただそれは… 昨日欲しかったものが、今日は欲しくなくなるというのではなく、 さらに欲しいものが湧いて出てくるのです。 「 気が変わった 」のではなく、影響を受けて、 欲しいものの幅が広がったのです。 友達の考えが自分の引き出しにはないもので、 自分の考えにプラスされて引き出しが増えました。 「 欲しいと言ったから準備したのに… 」 違うものが欲しいと言われると、保護者としては 「 困る 」という気持ちが正直なところですね? また、気持ちがコロコロ変わるような移り気は歓迎しない でしょう。 ただ、それだけ、友達が言ったことが衝撃で影響が大きくて、 「 ゲームよりももっと違うもの、あったんだ! 」と気づいた! そしてそれもだんだん欲しくなってきた!ということです。 「 気持ちが変わった 」わけではないと思えば、 プレゼントを考えたり準備する気持ちにも少しゆとりが 生まれますね? もしも以前言ったものと異なるものが欲しいと子どもが言ったら、 「 たくさん欲しいものを考えられて嬉しいね 」 「 夢がいっぱいだね 」 「 サンタさんは何を持ってきてくれるかな? 」 と、いっしょにわくわくドキドキと心待ちにしたいですね。 だって、最後に欲しいと言ったものではなく その前に言ったものが実際のプレゼントだったら がっかりするかというと… そんなことは全くなくて、 その前であろうが、もっと前に欲しかったものであろうが 大感激、大喜びの子どもたちですから。 大人の価値観と子どもの価値観は大きく異なります。 お年玉のお金よりも、かわいいぽち袋のほうが大切な子ども! クリスマスプレゼントも、 サンタクロースがくれるプレゼントなら どんなものでも特別に嬉しいものです。 近づきつつあるクリスマス! 今年はどんな笑顔が見られるか楽しみですね。 「 人間は頭がいいから明日のこととか来年のことを 考えちゃうでしょ。 そうじゃなくて、もうちょっとばかになって 今日のことしか考えられないと、幸せになりやすいのにね 」 by 所 ジョージ INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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