Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 嘘じゃない 』  3歳児



     歯痛でお休みの友達を心配する子ども達!


     虫歯について…

     「あのね、お口をね、
      アリさんがやっつけてるんだよ」


     と言い出す。


     すると、それを聞いていた他の子どもが
     興奮して話し出した。

     「アリじゃないよ ハチだよ
      ハチがね、暴れるんだよ」


     と…。


     するとついには、


     「違うよ!
      アリと、ハチと、バッタだよ」



     と、
     虫が次々に増えていった。



     連想ゲームで、

     どんどんどんどん話がエスカレートしていく
     子どもたちであった。





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     ということで、今日は…


     友達の話を聞いて、

     連想ゲームのように話がエスカレートしていく、
     子どもの想像力
について…



     子どもは
     友達の話を聞いて、

     その中に出てくる‘ことば’を

     自分が見たり聞いたり経験したことに結びつけて

     異なる‘ことば’と‘シチュエーション’を
     作り上げていく
ことができます。


     イメージがふくらみ、想像の世界が広がって

     ‘歯痛’から‘虫’の世界に変化します。


     が、子どもの中では何ら違和感なく、
     知っている虫の名前をあげて、

     それを‘知っている’ことが誇らしく
     鼻高々、とても満足げな顔です。



     最初の話(歯痛)からすると
     ‘事実’ではなく
ても、

     子どもの想像の世界からすると、
     ‘うそ’ではない



     子どもたちが作り上げる子どもたちの新しい世界


     その誇らしい気持ちに水をさすことがないよう、
     子どもの話に耳を傾けて、その気持ちに寄り添うことで、


     より一層、
     子どもたちのイメージ力をふくらませていくことが
     できます。


     ‘想像力’は、知的能力のベースになります。

     実際のもの、実際の事柄を目の前にしなくても、
     頭の中に描いて理解する力、

     頭の中で変化を与え、新しいものを作り出す力、

     全ては、イメージするところから始まります。


     自由に発想し、
     話がエスカレートしていくのは、

     否定せずに聞いてくれる友達がいるから


     イメージの世界を共有できるという安心感があるから

     夢があるから!!


     もしかすると、

     素敵なストーリ ーを作り出す、小さな‘作家’の誕生も、

     夢じゃないかもしれませんね?

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