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![]() 『 間違いだらけ 』 3歳児 身体測定をした。 洋服の着脱に一苦労! 脱ぐことよりも、着ることがなお一層難しい子ども達。 ランニングの3つの穴に、ところかまわず首を入れて 「 できない!」 と、言う子、 友達の半ズボンをはいて、 その上にまた自分の長ズボンをはこうとする子、 自分のシャツはちゃんとかばんにしまって 友達のシャツを着てすましている子… 間違いだらけの初めての身体測定であった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 間違いや混乱は当たり前の、 新しいことへの挑戦について… 入園して2ヶ月足らず、 園生活の流れはつかみ、 初めての環境にも慣れてきた子どもたち! が、 まだまだ、“ 初めて ” のこととは、 たくさんたくさん出会っていきます。 お母さんの手助けがあればできることも、 手助けなしで、ひとりでやり遂げなければならないこと… 衣服の着脱もそのひとつです。 そんな “ 初めて ” にも、 自分なりに考えて、 自分なりのやり方で 夢中に取り組んでいく子どもたちです。 が、その過程では、混乱や間違い、失敗もたくさん出てきます。 ランニングの袖の穴に頭を入れる子、 友達の半ズボンの上から自分の長ズボンをはこうとする子、 友達のシャツを着てすましている子、 一生懸命にひとりでやってみた、 その結果のたくさんの間違いです。 間違えることは × ではなく、 できなくても、やろうとしてやってみた、 子どもたちのその意気込みが大きな ○ です。 私たち大人は年齢を重ねるごとに 経験を積み重ね、 “ 初めて ” や “ 新しい ” 出来事・事件(笑)の中での 間違いや混乱も、少しずつ減ってきます。 “ やったことがある ” という実体験ではなくても、 “ 見たことがある ” “ 聞いたことがある ” という、自分ではない人の経験からでもイメージして、 自分に当てはめて対応できることも増えてきます。 が、 まだまだ “ 初めて ” の経験ばかりの子どもにとっては、 イメージすることはもちろん、 失敗や間違い、混乱なくしてやり遂げるというのは、 とてつもなく困難なことになります。 おしゃべりは上手になって、 大人と対等、 いえ、ともすれば大人よりも達者におしゃべりして 大人を言い負かしてしまう子どももいます。 そういう子どもならなおさら、 「 どうしてこんな(簡単な)ことがわからないの?」 「 できないの?」 と、 理解できなかったり、イライラしたりします。 が、 “ 初めて ” のこと、“ 新しい ” ことに出会ったときの 間違い、失敗は当たり前に起こり、 子どもは戸惑い、混乱するということを頭に入れて 接していくことができれば、 保護者にとっても “ 気持ちのゆとり ” につながりますね。 そして何よりも、 体験 → 繰り返し → 定着 で、 “ できる ” ことが増え、 バランスのとれた大きな成長へとつながっていくことを 常に頭に入れて、 “ ひとりでやってみる ” という体験を たくさんたくさんさせてあげたいですね。 “ 間違いだらけ ” … 大いに結構! 大歓迎! 間違うことを恐れてやろうとしなくなる前の、 間違うことが恥ずかしいと思うようになる前の、 何でもできると信じてやってみようとする時期の子どもたち!! そんな子どもたちの間違えや失敗を事前に防ぐような 手出し、口出しはしないように気をつけていきたいですね。 後にどれだけ手間ひまがかかろうとも、 保護者が二度手間を煩い、転ばぬ先の杖を差し出さないように!! これから先に出会うであろう “ 初めて ” や “ 困難 ” への 対応力の芽をついばむことのないように! INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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