Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 受け入れ態勢 』  3歳?



     新幹線で出会ったお母さまと3歳くらいの男の子の会話!

     新幹線の座席に座ってすぐに

     「お菓子!」

     と訴える男の子!

     するとお母さまが

     「お菓子もいいね。あとにとっておこうか?」

     と優しく言う。

     「あと?」

     「そう! えびフライのお弁当を先に食べたいな」

     「うん!」

     小さなテーブルには駅弁が広げられた。

     そして、
     えびフライ、ハンバーグが入ったお弁当を食べ終えると

     男の子はお菓子を求めることなく、

     お母さまの膝に頭をうずめて静かに眠りについた。





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     ということで、今日は…


     相手を受け入れる姿勢とことばがけについて…


     自分の意図することと異なることを相手が
     言ったりしたりしたとき、

     反射的に相手を否定してしまうもの、

     それが人の心理です。

     「違うでしょ」

     と!

     「お菓子!」

     と訴えられたら、

     「お菓子じゃないでしょ」

     と!

     駄々をこねられるとますますヒートアップして

     「 言うこと聞かなかったらもう連れてこないよ 」

     と!

     自分の思い通りに事を運ぶために、相手のことばや

     気持ちを打ち消すこと…

     お互い、気持ち良くなくて、意固地になって

     結果、脅し、力づくなど強制的な手段に訴えるしかないこと…

     よくありますよね。

     新幹線で出会ったお母さまは否定せず、

     「 いいね 」

     と、子どもの欲求に共感して

     その上で自分の気持ちを伝えて
いました。


     子どももそれ以上お菓子にこだわることなく

     気持ちを切り替えることができていました。

     子どもには子どもの気持ちと理由、そしてこだわりがあります。

     それを一旦は受け入れることで子どもは安心し、

     子どももまた相手を受け入れるゆとりができ
ます。


     大人の常識は、子どもには理解できません

     いま欲しいもの、

     いましたいこと、

     いま、いま、いま、

     いまが全てで、順番とか、タイミングとか、

     良いとか悪いとかは関係ない
のが子どもです。

     その気持ちを理解して対応すると、

     それは、また逆に、自分もまた認めてくれた人の話に

     耳を傾ける姿勢ができるようになり
ます。

     言い負かせると、その場はすっきりするかもしれません。

     が、結果、

     行動が伴わなければ、また打ち消しが必要になります。

     悪循環にしないためにも、相手を認め、ことばで勝たないこと、

     そして勝たずに勝つこと

      ||

     良い習慣、優先順位、タイミング、

     して良いこと悪いことなどの違いを理解して行動できること

     ができれば…いいですね?



     「 人は喧嘩する時、双方とも悪いと感じている 」

       by ゲーテ


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