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![]() 『 豊かな想像力・創造力 』 4歳 トイレットペーパーの芯を使って蛙の製作をした。 蛙を作り始めるまでに、 トイレットペーパーの芯を手にした瞬間からもう テンションは最高潮! 大喜びの子どもたち! トイレットペーパーの芯をふたつ、手に持って 「 望遠鏡!」 と覗き込んだり… 同じように芯をふたつ持って 「 鬼さんになっちゃった 」 と、頭の上にちょこんとのせて角にしたり… 「♪ 糸 まきまき 糸 まきまき ひいて ひいて トントントン 」 と、糸巻きをし始める子どもも! 発想が次から次に出てきて、 トイレットペーパーの芯がいろんなものに大変身した。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 子どもの想像力・創造力について… トイレットペーパーの芯を望遠鏡に見立てたり、 角や糸巻きに見立てたりなど… ‘ ごっこ遊び ’ でも見られますが、 ひとつの物を違うものに見立てる能力というのは、 いろんな知的能力のベースになります。 豊かな想像力で創造する力は、 先入観を持ったり、概念が凝り固まる前の幼児期にこそ、 うーんと発揮されます。 また、一人で遊ぶよりも二人、二人よりも三人…と、 友達の中で遊んだ方が楽しくテンションがあがるのは、 ひとりの子の持つ創造力と他の子の持つ創造力が ある意味で合体しながら、ひとつの共感の世界を つくり出していくからです。 ‘ ○○はこうあるべき ’ という概念がまだできあがっていない子どもたちは、 ‘ ○○は ああも考えられるかも ’ という発想で、 大人が考えつかないようなアイディアを出してきます。 何事も ‘ 決め付けない ’ ものの見方から始めれば、 ひとつのものでもいく通りもの楽しみ方を発見でき、 いく通りもの楽しみ方ができれば、 その素材に取り組む(遊ぶ)時間が長くなり、 考える力だけではなく、集中力、持続力も備わってきます。 そして、新しいアイデアがまた異なる事、物への興味に つながっていきます。 目まぐるしく変わる社会情勢に対応して、 自分自身も、考え方も変えていく柔軟性が、 そのまま生きる力になります。 生きる力が備わるよう 子どもたちにはたくさんの “ ごっこ遊び ” “ 見立て遊び ” を楽しんで ほしいですね。 また、まわりの大人は、 相手役になったり、斬新な発想に共感して、 その芽が伸びる応援をしていきたいですね。 「 子どものころの < 発想と行動 > の原型と同じ。 アイデアが生まれるのは常識のまま考えたり行動 しないだけ 」 by 本田 宗一郎 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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