Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
   HOME  |  INDEX  

    
      『 友達関係 』  4歳児



     新しい友達が転園してきた。


     気になってすぐに話しかけていく子、
     話しかけたくても かけられずにそばでじーっと見ている子、

     それぞれ、その子なりの関心を示していた。



     外遊びの前には、

     「 赤白帽はね、
       こんな風にもなるし、こんな風にもできるんだよ 」


     と、赤と白をひっくり返して見せてあげたり・・・


     また、外から戻ってきて うがいをしながら

     「 おまえ、何回するか教えてあげな(うがいの回数)!
       ぼく、うがいの仕方、教えてあげるから 」


     と、教えてあげることを分担する子もいた。



     教えるとはいっても、口で言う子もいるが、

     中にはすべてやってしまう子、

     口でも言わず、手も出さず、
     じっと見ることで教えてあげているような気になっている子、

     などなど・・・


     これも、その子その子で接し方が違っていた。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


     ということで、今日は・・・



     新しい友達に対する接し方の違いと役割について・・・




     年中クラスもこの時期になると、
     クラスの中での役割がひとりひとり決まってきています。


     友達に指示を出して何でも仕切るリーダー的な役割の子、

     そのリーダー的な子のそばで同じように振舞いますが、
     そのリーダーの子には頭が上らない子(ナンバー2)、

     リーダーについていくことが好きな子、

     リーダーにもならず、ついていくこともせず、マイワールドを
     持っている子、



     などなど、豊かな個性が集まってひとつのクラスが
     形を変えながらまとまりつつあるこの時期です。


     そんな時期の新しい友達、転園生・・・
     歓迎ぶりも並大抵ではありません。



     新しい友達を迎えると、その友達との関係においては
     新しい役割分担をこれから築いていこうとそれぞれに
     働きかけて
いきます。


     今までついていく役割の子が
     率先して新しい友達に手取り足取り教えてあげたり、

     わが道をいく子が新しい友達をとても気にかけたり、


     ひとりの子どもが新しく加わることが
     とても大きな環境の変化になるのです。



     環境の変化が、新しい役割分担を生み、
     自分の新しい面の発揮できる機会に
もなり、

     できなかったことができるきっかけにもなったりもします。



     人とのかかわりの中で自信を持つこと、
     人に喜んでもらうことを自分の喜びにできること、
     人から認めてもらうこと、


     人と人とのかかわりは人と人との中でしか得る
ことはできません。



     可能な限り、小さいころから
     いろんな人とのかかわりを経験させてあげたいですね。

         INDEX  前号  次号    

Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.