Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 チームワーク 』  5歳



     リレーに興味を持って、

     友達と楽しむようになった子どもたち。


     ラインの内側を走るなど、

     ルールをまだまだ理解していない。


     また、自分は誰と走るか、その相手に勝てるかに関心があり、

     バトンタッチ寸前で、もう自分は勝ったと思うと力を抜いて

     しまう。


      一方、赤チームが勝つと … 赤になり、

      白チームが強いと思うと … 白に移って

     自由にチームを変える
子もいた。





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     ということで、今日は…


     チームの意識よりもまだまだ個人が勝つことに執着する

     子ども心について…




     オリンピックの観戦経験、 また、運動会に向けての練習など、

     子どもたちは、見たり聞いたり経験したことに

     すぐに興味、関心を持ち、 同じようにまねから入り、

     自分の楽しみとして遊びに取り入れていきます。


     が、リレーというチーム競技は初めての経験!

     チームとしての意識を持つことはまだまだ難しく、

     個人が勝つことに意識は向かいます。


     自分が 「一番」 「一等賞」 「勝つ」 「強い」 ことで、

     周りの人が喜び、そして褒めてもらえるのでより力が入り
ます。


     子どもにとって一番の喜びは認めてもらうことで、

     認めてもらう一番の方法が、自分が「 勝つ 」ことです。


     ただ、まだまだチームプレーの経験が少なく

      個人の勝敗に一喜一憂する子どもたちも、

     友達を応援したり、 頑張った友達に拍手を送る優しさが

     あり
ます。

     異なるチームの友達への応援や称賛は

     チーム意識がこれから芽生えていく子どもたちの

     純粋な思い
でもあります。


     助け合い励ましあって、 いっしょに喜んだり、

     チームが負けて共に悔しく思ったり…

     いろんな感情を共有して仲間意識を持つことで

     個人の勝利よりも、チームが勝つことに

     意識がいく
ようになります。



     集団生活では、 ルールを守ってこそ、

     みんなが安全に安心して過ごせる
ということ、

     友達と協力すれば、ひとりではできないことも

     できる
ということ、

     役割分担があって、譲ったり譲られたり、

     時には我慢が必要
なこと… などなど、

     学びがいろいろあります。


     自分の思うようにならないこともある分、

     チームとして取り組んだことで得らる満足感、達成感は

     格別
のものです。

     ひとりより喜びは増し、子どもたちの心は大きく育ちます。


     チームが負けても

     「 この次こそは! 」

     と、一致団結して雪辱への気持ちを高めて、

     より強いチームワークを感じて
いきます。

     個人勝敗の意識を超えて、大きなものが得られます。



     園や学校などの集団生活、

     他、地域活動、習い事でのチームなどなど、

     属する集団によって自分の役割が異なり、

     チームワークの醍醐味も違ってきます。

     いろんな新発見もあり
ます。


     悔しい思いも含めて、いろんなチームでの経験が、

     「 思いやりのある子 」 へと成長させて
くれます。


     たくさんたくさん

     経験してほしいですね。





     「 成功したいと思うなら自己中心的でなければいけない

       だがもし最高のレベルに達したなら、  
       自己中心的であってはいけない

       他人とうまく付き合い、一人になってはならない 」


      by  マイケル・ジョーダン





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