Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 体罰 』  子ども



     高校サッカーで、チームを強豪チームに育てた、
     とある先生の指導方針は…


     体罰ではなく、

     生徒の自発的な考えと行動を重視した指導法であった。



     練習日と練習のないフリーな日の使い分けを考え、
     めりはりのある中身の濃い練習に取り組む

     メンバーの動きなど、練習で気がついたことは生徒間で
     話し合う


     問題点がどこにあって、その問題を解決するために
     必要なことは何なのかを考え実践
していく



     など、生徒主導の指導!!

     強制や体罰による指導者主導では決してなく…。


     そして、そのサッカー部の生徒達は、

     自分が尊重されていることで…

     他者をも尊重するようになり、
     物をも大切に扱うようになり、

     サッカーだけではなく、心もうーんと成長した。





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     ということで、今日は…



     体罰について…






     スポーツの場面だけではなく、
     また子どもの年齢に関係なく、

     能力を高めるために…また強くするために…

     体罰などの脅しや無理強いではなく、

     自分で考え、
     自発的に物事に取り組む習慣をつけることが

     大切だということを改めて感じました。


     自ら考え、自らの意思で行動して得たものこそが
     本当の力となり
ます。


     体罰をして、こちらの思うように子どもが動いたとしても

     それは、その場をやり過ごすための表現に過ぎず、
     根本的な問題解決や、力をつけることにはつながりません



     自らの意思で起こす行動でなければ…
     心から必要性を感じての行動でなければ…

     楽しくもなく、やりがいもなく、
     その行動と知識は自分のものにはなりません。



     「 やらされる 」 のではなく、
     子どもが 「 やりたい 」 と感じる、はじめの第一歩は、まず、

     「 これって何? 」

     と、興味を持つことです。

     そして、

     「 知りたい 」

     と、思うことです。

     「 これってどうしてこうなの? 」

     と、疑問に思い、その疑問を自分で解くことができたとき、

     子どもには 『 考える力 』 がしっかりとついてきます。

     「 もっともっと知りたい 」

     と、どんなことに対しても ‘ やる気 ’ という

     自発的な思考と態度が身について、大きな成長につながって


     いきます。


     簡単に答えが与えられると、自分で考える手間を省こうとして

     苦労せずに答えを求めるようになります。


     何でもすぐにあきらめてしまうようになります。


     調べたり考えたりすることが、面倒くさくなってしまうのです。



     子どもの疑問に対して答えを与えないとすれば、
     では具体的にはどのように接すれば良いのでしょうか?


     子どもに

     「 どうして? 」

     と尋ねられたときに…




     「 どうしてだと思う? 」

     と尋ね返してみることです。


     子どもは、自分なりに考えたこたえを一生懸命話します。

     間違ったら恥ずかしいという思いがないうちに

     教えてもらってではなく、

     間違ってもいいから自分で考えてこたえを出してみる…

     という習慣をつけていくことが大切
です。


     「 良い先生は、子どもから学ぼうとする 」

     ということばも出てきましたが、

     「 良い親は、子どもから学ぶ 」

     のです。

     子どもがどのように考え、どのような理解を得ているのか、

     子どもから教えてもらうために、子どものこたえを待つこと、

     先取りしないこと、

     子どもの疑問には、

     いっしょに答えに一歩一歩近づくことです。

     いっしょに楽しみながら考えたり、

     試したりすることが大切ですね。

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