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![]() 『 ぼくのこと 好きじゃないの? 』 3年生 子どもがあまりにも忘れ物が多くて 日々、口うるさく注意をしていたという 小学三年生の男の子のお母さん。 でも まったく 改まらない 忘れ物・・・ あまりにも改まらないので、 本人に責任を持たせるよう 最近は あまり何も 言わないようにしてきたとのこと! すると、 「お母さん、ぼくのこと 好きじゃないの?」 と言われた・・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ 今までいろいろ注意をしてくれていたお母さんが、 急に なにも言わなくなって ふと出た・・・ 「お母さん、ぼくのこと 好きじゃないの?」 ということば・・・ 子育てをする上で 大切なことは、 子どもを信頼して、 手を出しすぎず、口を出しすぎず・・・ 眼で見守ること・・・ ですが、 これが易しそうで とても難しいこと・・・です。 失敗する前に失敗からわが子を守ろうとする・・・ それが親心。 あまり口出しをしてはいけないと わかってはいても ついつい 手が出てしまう、 口が出てしまう・・・ 子どもも 「わかってるって・・・ うるさいなー」 「今からしようと思っていたのに・・・」 と 反抗的な態度に出ます。 ‘うるさいと言っているから・・・’ とか、 ‘わかってる? 今からする? それなら・・・’ とか、 ‘注意しても同じなら・・・’ とか、 ‘本人に責任を持たせるため・・・’ とか、 それで、急に親が態度を変えると 子どもは 、 ‘?????’ わけがわからなくなって 不安になります。 「今までは ああだこうだ言ってくれていたのに どうして 言ってくれないんだろう? ぼくのこと、好きじゃなくなったのかな?」 と 考えてしまうのですね。 親も 試行錯誤の子育てですが、 親が迷えば、子どもも迷います。 急に方向(育児の姿勢)を変えるときは きっちりと 子どもに話して、 子どもが迷わないようにしてあげることが大切ですね。 子どもを信頼するということは 簡単そうで難しいことです。 ‘信じる’ということは ‘心配しない’ということ・・・。 逆からすると <心配する>ということは、 信じていないということ・・・につながります。 ‘いつまでも子どもが心配’なのは親心ですが、 それはいつまでも子どもを子ども扱いしているということ・・・ まだ、なにも知らなくて、 まだ、なにもできなくて、 まだ、なにをするにも手助けがいるときまで・・・ そのときでさえ、そのときにできることは 心配せずに、 ‘できる’と信じることが大切なのですが・・・ 「信じているから なにも言わないようにするね」 と ひとこと 言って あとは 見守る・・・ そこでの失敗は、子どもが自分の責任として 受けとめる・・・ この繰り返しが 子どもを 本当の自立と自律に導きます。 わが子となれば そうは簡単ではないということは 本当のところですが、 心がけだけでも持っていれば・・・ いざというときに違ってくるものですね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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