![]() |
HOME | INDEX |
![]() 『 喜び 』 5歳 劇遊び発表会の日。 朝から 「 お母さんとお父さんとお姉ちゃんが来るの 」 「 まだかなー 遅いなあ 」 と、家族の話でもちきり! 家の人がやって来ると… 家の人の大きな大きな靴を 大切そうに抱えて、とっても嬉しそうに 張り切って ロッカーに入れてあげる子どもたちだった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで今日は… 子どもが感じる喜びについて… 園は子どものテリトリーです。 自分の城に家族がやって来るということで ドキドキそわそわと同時に ちょっぴり誇らしげです。 家の人が脱いだ大きな靴を 自分のロッカーに入れてあげる時の表情は 得意満面で、喜びにあふれていました。 家では、お父さんお母さんが 知らないことを教えてくれたり、 困ったときは手助けしてくれます。 それが、園では逆に自分が家の人に教えてあげたり 手助けができるのです。 大好きな家族が喜ぶこと、 手助けできることがあること、 それは子どもにとって何より大きな喜びです。 大人にとっては劇遊びがメインイベントで、 「 大きな声で話せるかしら? 」 とか 「 恥ずかしがらずにできるかしら? 」 と、気持ちは劇のことでいっぱいです。 が、が、 子どもにとっては園生活そのものの中に 力の発揮どころが散りばめられていて かえってたくさんの人が見ている劇遊びよりも、 喜びを感じ、達成感を味わえることが その中にあったりします。 メインイベントにとらわれていると 何気ない子どもの様子を見過ごしてしまいますが、 園生活そのものに目を向け注意を傾けると、 子どもの大きな成長ぶりに驚きと発見があるはず! 劇遊びでは見つけられない、自信に満ちた姿の中に。 そして大人のその気付きが、 家での子どもの行動の変化をも加速させます。 家庭で子どもを頼る場面ができ、 手助けなしでひとりでできることが増えていきます。 子どもの手を借りて いっしょに成し遂げる喜びを味わえることも出てくる のではないでしょうか? 発表会は、そのきっかけになる大切な参観日です。 自分のテリトリーで自信をもって起こした行動が 子どもにとって大きな大きな意味があることを 心に留めて、 子どもも大人も たくさんの喜びが味わえますように! 「 成功哲学の本には 『 人を喜ばせよう 』 とよく書いてありますが 私はその上のレベルがあると思っています それは 『 どんなことにも簡単に喜べる人になる 』 ということです 」 by 本田 健 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
|