EQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 優しい気持ち 』    年中児




     読売新聞掲載 こどもの詩 より




     「 やさしさ 」



     やさしさって


     ふえるんだよ




     ごはんをたべると


     ふえるんだよ




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



     ということで今日は…


     考え過ぎる大人とは異なる子どもの感性について…



     この詩を目にしたとき、心があったかくなりました。


     なんというピュアな感性だろうと!!


     感動しました。



     人はみな、優しさを求めています。


     同時に人には優しくあらねばならないと思っています。



     何をすれば優しさを伝えられるか、


     頭で考え過ぎた結果、


     大きなお世話になってしまい、


     相手に伝わらない
ことありませんか?



     自分も、相手の優しさに気付かずに


     寂しい思いをする
こと、


     ありませんか?



     優しさを考えれば考えるほど、


     ちぐはぐになって悩む
こと、ありませんか?




     子どもは、自分が嬉しければ相手も嬉しい、


     自分が楽しければ相手も楽しい、


     ごはんを食べるとみんな満たされて優しくなれる、


     そう思って
います。




     自分が思っているように相手も思っている…


     とは限らない…


     そんなふうに考えられるようになるのは、


     いろんな立場の人がいて、


     それぞれの意見の違いを知ってから…


     それが大人
ではありますが…


     それなのに伝わらなかったり、伝えられなかったりします。


     相手の身になって考えているのに…


     です。




     それを思うと、


     「 ごはんを食べるとやさしさが増える 」 というこの詩は、


     なんとわかりやすいことでしょう?




     何をおいても自分が幸せなこと、


     気持ちも身体も元気なこと、


     そうして人に優しくなれる
ということを


     改めて思い出させてもらいました。



     子どもの感性だからこそ生まれたことばです。




     短いけれども深くて核心を突いたこのことばに、


     本当に大切なことは


     子ども心に置いてきてしまっていると、


     子ども心に返って見えてくることがある
と、


     感じました。




     純粋に感動した詩に出会えました。



     こんな時期だからこそ、


     みなさんと共有できたらと思い、


     2023年 最後にお届けしました。



     みなさんが幸せでありますように!


     良いクリスマス、そして


     良いお年をお迎えくださいね。





     「 同じ経験をしたからといって

       同じ創意が出てくるものではない

       大切なのはひらめき、感性なんです 」


      by  関本 忠弘





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