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![]() 『 参観日 』 4歳 新年度、初めての参観日。 子どもたちは… 興奮状態! いつもよりも大げさで、 いつもよりも目立って、 賑やかで落ち着かない。 その様子を見て保護者が言った。 「 小学生にもなると 参観日は 『 良い子 』 になって おとなしく行儀よく振る舞うけれど この年齢では本当の姿が見れますね 」 と。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで今日は… 子どもの、気持ちの高まりの表現について… 新しい環境にようやく慣れてきたところの参観日。 嬉しかったり恥ずかしかったり、 気持ちが高まって興奮状態の子どもたちです。 この様子を 「 本当の姿 」 と、保護者は受け取られましたが、 これはいつもとは全く違う様子です。 保護者が頭に描いた園生活は、 友達の中に入ったら、 こんな賑やかに毎日の生活が繰り広げられる… というものかもしれませんが、 本来ここにはいないはずの大好きなお母さん、お父さんが 今日はいてくれる…からこその 特別な一日なんです。 友達と過ごす「 いつもの日 」 ではなく、 いつもと違う「 特別な日 」 に いろんな感情が沸き起こってきて、 抑えきれない子どもたちの様子です。 小学生にもなると、保護者がおっしゃるように 恥ずかしさや感情の高まりを隠そうとして 目立たなく振る舞うなど コントロールがきくようになります。 が、いまはまだまだ、 嬉しい、楽しい、ドキドキする… いろんな気持ちの高まりはそのまんま、 動きやことばとして発せられます。 お母さん、お父さんにどう見られるかなんて まだまだ考えられず、自分自身の感情を表現します。 なので、 子どもたちの集団生活での本来の様子を知るには 子どもたちに気付かれないように そっとそっとのぞくのが一番です。 参観日ではなくて。。 ただ、 「 特別な日 」 は子どもにとって 感情が動く、大切な日でもあります。 当番の日、 友達が休みの日、 活動によって、 天気によって、 何でも面白がって、不思議がって、 子どもにとっては 毎日が昨日とは違う刺激のある 「 特別な日 」です。 毎日いろんな気持ちの変化の中で 喜んだり怒ったりドキドキしたり… 興奮度はまちまちですが、 その中でも参観日は特別の中の特別なんです。 小学生になって表向きはおとなしく見えても 同じように気持ちは高まっているはず。 嬉しいんです。 客観的に捉えて気持ちをコントロールできるか 自分中心で純粋に気持ちを表すか、 成長段階によって異なる表現を、参観日には垣間見ることが できます。 その時その時で異なる気持ちの高まりの表現や、 家庭では見られない新しい一面の発見を楽しめたら素敵ですね? さて、今度はどんな気持ちを表現してくれるでしょうか? 「 子どものころの <発想と行動> の原型と同じ。 アイデアが生まれるのは常識のまま考えたり行動しないだけ 」 by 本田 宗一郎 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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