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![]() 『 卒園式 』 4歳児 卒園式では年中児が年長児を送る。 「 お兄さん・お姉さんを送る式 」 と聞いて 「 プレゼント あげるの? 」 と尋ねる年中児!! ‘ 卒園式 ’ という、イメージできない行事が、 ‘ 送る ’ とか、‘ おめでとう ’ ということばから ‘ プレゼン トをあげる日 ’ とイメージした子どもたち であった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ 初めて経験する行事、卒園式のイメージについて・・・ 卒園式本番を迎えるにあたり、練習を行いました。 ‘ 卒園式 ’ という初めて聞くことばと初めて参加する行事に、 「 どんなのかな? 」という、様子伺いの子ども達です。 いつもはおしゃべりをしたり、落ち着きなく騒ぐ子どもも 緊張の面持ちでした。 が、二度目の練習では、卒園児入場のときから 「 またあー?!! 」 という声! 一回目の練習では見られなかったおしゃべりやゴソゴソ動きが 復活です。 初めての練習では、 ‘ 卒園式 ’ がどういうものかよくわからず、 見るもの聞くものすべてが初めての経験で新鮮で、 長い時間も苦にならなかったようですが・・・、 ‘ こういうものなんだ ’ と経験すると、 二度目には、‘ 慣れ ’ が出て退屈になってきます。 そして、 いよいよ、卒園式当日・・・。 いつもとは違った洋服のお兄さん・お姉さん、 保護者の方々、 そして何より、先生までもがきれいな装いで、 不思議そうな様子の子どもたちです。 「 今日、みんな、みんな、まっくろけっけー 」 「 どうして そんなんなの? 」 と素朴な疑問もぶつけてきます。 ‘ こういうものなんだ ’ と わかりかけていた卒園式のイメージがまたくつがえされ、 卒園式当日の改まった雰囲気そのものに、 再び緊張感を持つ子どもたちでした。 初めての場面では、今までの経験や学びを思い起こして そこから対応方法を考えようとする子どもです。 ‘ 送る ’ とか、‘ おめでとう ’ ということばから漠然と、 「 プレゼントをあげる 」 光景をイメージしました。 が、そのイメージが ‘ なんだか違うみたい ’ 、‘ これは初めて ’ というときには、 緊張したり様子を伺ったり、 その ‘ 初め て’ を まずは理解しようと一生懸命です。 が、経験によって ‘ 初めて ’ が‘ 初めて ’ ではなくなると、 知らなかったことばとその意味の知識がインプットされ、 イメージできる場面の数も増えます。 逆に経験により、慣れから緊張感がなくなってしまうことも あります。 経験はとても大切ですが、 経験をしても、その時、その場面で 経験のない ‘ 初めて ’ が考えられるということ、 肩に力が入り過ぎないくらいの緊張感を持って アンテナを張りめぐらせて、 その ‘ 初めて ’ に気づき、考え、対応できるように 子どもの発見や疑問に対して いっしょに感動し、いっしょに考え、 いっしょに解決していくことが 何より大切ですね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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