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![]() 『 習慣 』 4歳児 日曜参観の日。 毎日シールを貼る出席ノートは、 日曜日ということでわかりにくく、 「今日、どこ?」 と、尋ねる子どもたち! 「先生!ないよ!」 と、黒の数字(平日)ばかりを見て戸惑う。 赤のところを見るよう促しても… 「???」(「困った!」) という表情を浮かべる子どもたちであった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 習慣と思い込みについて… 幼稚園に来たら… まず、出席ノートの今日の日付のところにシールを貼ります。 これは、子どもたちにとって、大きな楽しみのひとつです。 と同時に、 園生活の流れの中で、もう習慣化していることです。 カードで記されている今日の日付の数字を良く見て、 出席カードの同じ数字のところにシールを貼ります。 いつもは、黒の平日のところに順序良く貼るシールを、 どこに貼ればよいのかわからないという戸惑いが 隠せない子どもたちでした。 数字を読むことができる子は、特に戸惑いが大きく、 その数字を黒(平日)のところで探して探して、 結局 「?」 のまま何もしない…という様子でした。 日曜日の‘今日’という特別な日のシールを、 いつもと同じ列ではないところに貼ることが、 数字を理解して、その場所を見つけてもなお、 気持ち悪さを感じて、貼ることに抵抗感を見せる子ども たちです。 いつものように、 習慣として、黒の数字にしか目をとめず、 そしてその習慣化したこと以外のことを、 受け止めるということが難しい子どもたち!! 習慣と思い込みは、時に視野を狭くしてしまいますが、 秩序を学んでいる子どもたちにとっては、 それも当然のこととして受け止めることが大切ですね。 イレギュラーなことに対する柔軟な適応力がまだない ことによる子どもの戸惑いに対して、 「なぜ、わからないの?」 と、イライラするのではなく、 「そう思うのは、無理もないね」 「いつもと違うものね」 と、その戸惑いを理解して、 いっしょに新しい知識を蓄えていきたいですね。 子どもの今ある言動は、 これまでの経験から蓄えられた知識によるものです。 よく覚えていたことを逆にほめて 今、目の前の初めての経験に対する戸惑いには、共感 しながら子どもといっしょに成長していきたいですね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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