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![]() 『 協力 』 4歳児 パズルなど、形や絵の細かなところに目を向けて、 形を合わせたり、はめ直しをしたり、 考えて遊ぶことを楽しむようになってきた子どもたち。 ひとりで正確にパズルを完成できるようになったので、 今度は、友達と協力してのパズルに挑戦!! 自分の持っているピースとぴったり合うピースを持っている 友達を探して、ひとつの形を作りあげる。 が… 形の弁別はすぐにでき、形の相違、同形に目はいくものの、 合うピースを友達が持っているというだけで、 すんなりとひとつの形にできない子どもたち! 友達のピースと自分のピースを当てはめてみることに 戸惑いを見せる子どもたちであった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 友達と協力してひとつのものを作り上げる難しさについて… 物事をより深く追究して、知りたい、理解したい、 と、思うようになる年中児クラス! パズルも、同じ形を目で確認して 「あれだ!!」 と、自分の持っている形にぴったり合う形を探し当てる ことができます。 が、そのペアになるピースを友達が手にしているという だけで、 その、友達が手にしているものに、自分のものを合わせる ということを最後までせずに、様子を伺うだけの子どもたち でした。 友達に、自分のピースと合わせてみることの提案ができずに、 いつまでも片割れのピースを手に立っている子どもたち!! その子どもたちが、自分の考えを相手に伝え、 ひとつの物事を成し遂げることができるようになれば… 人と協力する楽しさを一度でも経験すれば… ひとりでするよりも友達と協力する楽しさ、 遊びを盛り上げていく醍醐味を求めて より発展できるであろうと、 感じました。 大人でも最初は… ひとりでやってしまう方が手っ取り早いし、 間違いもないし、 自分のペースでできるため、 自分ひとりでやってしまうことをついつい選んでしまうこと、 ありませんか? 子どもたちも、 友達とひとつのことに取り組む経験がまだそんなにはなく、 その関わり方がわからなかったり、 自分の考えを相手に伝える、その伝え方がわからなかったりで、 このような光景になりました。 大人は自分のことはさておき、 わが子が友達と遊ばないことを心配し過ぎたり、 遊びの約束をしないことを気にしたり、 ついつい友達同士のかかわりに介入しがちですが、 子どもたちが、 人に対して動じず、 コミュニケーションをとり、話し合ったり問題を解決 することができるようになるまでの、 観察の時間、 ドキドキの時間、 接し方を考え、 工夫して勇気を出して話しかける、その瞬間 などなど… ひとつひとつの過程での気持ちの動きを 保護者の方もいっしょに共有して、 楽しみにしていただければ…と願っています。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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