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![]() 『 小学校への期待 』 5歳児 年が改まって一層、小学校への期待がふくらんできた。 「 早く小学校行きたいな 」 と女児が言うと、 「 いやや!! 宿題がいっぱいあるもん 」 「 でも 小学校に早く行きたい 」 「 なんで? いややわ 」 「 だってお母さんになれないもん!! 早くお母さんになりたい 」 「 そんなん、早くおばあちゃんになるで!! いややわ 」 「 塾に行かなあかんから いややな 」 「 あのね、小学校に入ったら、お友達の家に行っても 待たなあかんねんよ 」 (友達が宿題を終えるまで待たねばならない) などなど・・・ 大きな期待と同時に、 小学生になったら‘ やらなければならないこと ’ の イメージをふくらませて話がどんどんはずんでいった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ 小学校への期待について・・・ 新しい環境への第一歩には、大きな期待と同時に不安も あります。 が、子どもが新しい環境をイメージしてもらす、 「 いや!! 」 ということばは、 大人のネガティブな気持ちからくる「 いや 」 とは 大きな違いがあります。 宿題や、宿題をする友達を待つこと・・・など、 お兄さん・お姉さんになって経験できる ちょっぴり期待する ‘ 関門 ’ なのです。 ましてや、早くおばあさんになってしまうことなど、 イメージさえつかない遠い遠い想像の世界です。 イメージの中では子どもは、ステップアップのためなら どんな壁も ‘ 自分なら乗り越えることができる ’ と思っています。 ‘ できないことはない ’ と思っています。 いろんな挫折を味わい、 現実の厳しさを肌身にしみて感じている大人と違って・・・。 子どもは、小学校に入って実際に宿題を抱えて初めて、 「 難しい 」 「 終わらない 」 という経験をして・・・、 「 できない 」 という現実にぶち当たります。 そして、やらなければならないことを後回しにしたり、 やらずにあきらめたりするようになります。 だからこそ、 ‘ やらなければならない ’ を ‘ やりたい ’ と思える今この時期に、 ‘ 自分にできないことはない ’ と思っている今この時期に、 考えて、‘ わかる ’ 楽しさを味わい、 ‘ 学び ’ への習慣をつけておくことが大切になってきます。 少しでも ‘ 机に向かう ’ 時間をつくることが大切に なってきます。 ‘ 難しい問題 ’ に出会ったとき、 あの手この手で発想の異なる解決方法を考え、 根気よく‘ 最後までやり通す ’ことで達成感を 味わっている子どもは、 決してネガティブな 「 いや 」 を発しません。 いま目の前の子どもが発する、 「 いや 」 ということばに含まれる小学校への期待の気持ちは、 これから2月・3月・・・と より高まっていくことでしょう。 小学校への期待が、現実にも打ち砕かれないよう、 今、いろんな ‘ 学び ’ の要素を取り入れた時間を 作ってみてください。 大好きなお母さん・お父さんといっしょに しりとりやなぞなぞなどのことば遊びや 迷路や文字など、鉛筆を持つこと、 買い物などで数に触れることなどなど・・・、 生活に中で取り入れられることを取り入れ 楽しんでいただけたら・・・と願っています。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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