Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 立体的なクリスマスツリー 』  4歳児



     緑の画用紙で作った立体的なクリスマスツリーに
     今日は 飾りつけをした。


     折り紙で折った飾りや長靴、金紙・銀紙で切ったベル・星、
     綿の雪などなど・・・

     のりで貼り付けていく。


     裏側からも見てみて
     全体的に飾りつけをするよう促すが・・・




     360度どこから見ても飾りがあるように貼るのは難しいようで、


     自分の方向からだけ見て、
     かためて貼って満足気
な子どもたちであった。





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     ということで、今日は・・・



     自分の方向からだけの視点でクリスマスツリーの
     飾りつけをして満足気な子どもの様子について・・・





     4歳の子どもにとって、

     自分の見えないところ(裏側)に目を向けることは
     とても難しい
ことです。


     立体的なものには裏側があること、
     裏側は自分からは見えないけれど、ちゃんと存在すること、

     これを理解することは、4歳児には難しいですが
     とても大切なことです。



     物事はすべて、一方向からだけ見ただけではわからない
     ということ、

     目に見えることが全てではない
ということ、


     いろんな経験からそれらのことを学んでいきます。



     ある子は・・・、

     クリスマスツリーの方向を変えて(くるりと回して)
     飾りつけをまたはじめましたが、

     ある子は・・・、

     自分自身が裏側に回って椅子から立って飾りつけを
     し始めました。


     画用紙で作った小さなクリスマスツリーなら
     方向を変えることも可能ですが・・・

     自分が動くスペースがあり、なおかつ動くことができる
     場面なら、自分が違う角度に動くことも可能ですが・・・



     それらができないときは・・・

     頭の中でそのものの方向や、自分の視点を変えてみることが
     できるように

     思考力をつけることがとても大切です。



     それは、

     自分とは違う人の気持ちに気づき、
     思いやる心にもつながり
ます。




     ‘ 別に勉強ができるようにならなくてもいい ’

     と思う方はいるかもしれませんが、

     ‘ 思いやりのある子にならなくてもいい ’

     という方はいないと思います。





     その年齢、その年齢で
     立体的なものに対する視点の発達・特徴も違ってきますが、

     年齢に達していても

     経験していないことは‘できない’のです。

     目にして、触れて、経験して

     ‘ できる ’ようにする環境は大切
です。



     立体的なものに触れて
     立体的なものを多方向から見ることができる遊び、

     その最も優れた知育玩具が積み木です。



     ゲームやテレビ(ビデオ)などの遊びに偏らず、
     どんどん、触れさせてあげたい遊具です。




     『ずけいキューブつみき』 は、低年齢から高学年まで
     楽しみながら学べる積み木です。


     何かきっかけがないと、なかなか自分の興味のあること
     以外には目を向けないという4歳の子どもが

     この積み木には真剣に取り組みます。

     本来‘ 創る ’ことに大きな達成感を感じる子どもにとっては
     大好きな大好きな遊びなのですね。



     遊びもバランスです。

     ひとつのことを深く掘り下げるのは
     大きくなってからでも遅くはありません。


     小学校入学前までは、
     いろんなことを幅広く経験させてあげたいですね。

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