Kids CanvasEQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 練習 』  3歳児



     初めて縄跳びをする。


     まずは、縄に慣れるところからスタート!!



     縄を二重にして両手で持ち、上に上げたり下ろしたりする。


     そして次に、下にきた縄をまたぐ。



     が・・・



     縄跳びの縄は ‘ とぶもの ’ という感覚があるのか、



     短い短い縄を とべないのに・・・



     何度も繰り返し繰り返し、とぼうとする子どもたちであった。





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     ということで、今日は・・・



     上達するために繰り返す練習について・・・






     ロンドンオリンピックでは見ている側も思わず力が入りました。


     競泳男子初の3連覇を目指していた北島康介選手が大会前に


     「 まず楽しみたい
       そのために努力して、きついこともやっている 」



     ということを話していましたが・・・


     どんなことでも

      ‘ 身につけ ’ ‘ 自分のものにして ’ ‘ 楽しむ ’
      ためには、

     できるまで繰り返し繰り返し行うこと、

     できたら さらにレベルアップした内容を繰り返し行うこと
・・・


     それをどこまで追求できるか、

     それは並大抵の努力ではなく、

     そこには ‘ きつい ’ 血のにじむような自分との戦いが
     あることが伺えます。




     どんなことでも‘ 初めて ’からスタートの子どもにとっては、

     それを身につけるために、同じことを繰り返し繰り返し行い

     ます。


     歩き始めた子が、転んでも転んでもまた立とうとするように、

     失敗しても失敗しても繰り返し行います。



     大人の繰り返しの練習は、

     後での ‘ 楽しみ ’ や ‘ 喜び ’ のためであり、

     そのためには ‘ きつい ’ ‘ 過酷な ’ 練習にも
     耐えなければなりません。


     が・・・


     子どもの繰り返しの練習は・・・


     後での ‘ 楽しみ ’ や ‘ 喜び ’ のためではなく、

     今行っているその繰り返しが ‘ 楽しい ’ から繰り返して
     いる・・・

     その行いなのです。


     大人の練習は苦痛をも伴い、
     人によっては ‘ あきらめる ’ こともあります。



     子どもの練習は・・・


     いまその力を使いたいから使う
ということ、


     それは、その力を使うjことで、その技術や知識を
     得られるようになること、

     また、そうなりたいという欲求からくるもので、

     ‘ あきらめる ’ というものではないのです。



     ‘得手’‘不得手’はあり、

     ある程度のところからは、 ‘ あきらめ ’ も出てきますが、

     発達途中の子どもにとっては
     その発達途中の力を使いたくてしようがない
のです。


     自分の力をある程度知り尽くしている大人との

     大きな大きな違いです。




     子どもを見ていて


     「 よくも飽きずに同じことばかりを繰り返し遊んでいるな 」


     と感じたときには、


     「 今、その力を得ようと頑張っているのね 」


     と見てあげてくださいね。



     大人にとっては遊びでも


     子どもにとってはそれが練習であり、仕事
でもありますから!!

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