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![]() 『 親孝行 』 中学1年生 「 親孝行って 」 という題で、 中学1年の女子生徒が新聞に 詩を投稿していた。 親孝行って お父さんやお母さんのお手伝いをすることなのかな 一番何をすれば喜ぶだろう そっと聞いてみた 一番いい親孝行は 私たちが生きている事なんだって 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 子どもが思う親孝行と 親が思う子どもへの願いについて… 少し前の新聞の掲載でしたが、 23年前の阪神淡路大震災で亡くした教え子の お母さまのお声と重なって… 心打たれました。 日頃は反抗ばかりしているけれど、 「 大好きなお母さん、お父さんを喜ばせたい 」 そう思っている子どもたち! 「 母の日 」 「 父の日 」 だったり 「 誕生日 」だったり… 特別な日だと、照れや恥ずかしさも いつもよりは軽減されます。 喜んでもらいたいから 一生懸命、「 何を喜ぶのか 」 考える子どもたちです。 何か特別なことが親孝行だと思う子どもたちですが、 特別なことが親孝行じゃない… 自分が生きていることが喜びだと… 予想外の返答にあたたかな喜びがあふれます。 毎日の生活の中では… 家事や仕事に追われるがあまり、 親は親で子どもに求めることがあふれ出て、 「 早くしなさい 」 「 片付けなさい 」 「 少しは家のこと、手伝って! 」 家のことをしないならせめて、自分のことなんだからと… 「 勉強しなさい 」 「 スマホばかりしないで! 」 となります。 子どもは子どもで、 「 今やろうと思っていたのに 」 「 やる気なくした! 」 命令されると、その指示には従いたくなくて、 終わりのない反抗期が繰り広げられます。 子どもの年齢によらず、 それぞれ自分が相手をコントロールして 自分の思い通りに動かそうとする毎日! が、ふとした時に 「 喜ばせたい 」 と、お互いに思い… 「 何を喜ぶだろう? 」 と相手の気持ちに思いを巡らせます。 「 ちょっとやそっとでは喜ばないだろう 」 「 いや、日頃は何も言うことをきかないから、 ちょっとしたお手伝いで喜ぶのかな?」 お母さん、お父さんの返事を想像しますが… 想像にも及ばない、 「 あなたたちが生きていること 」 という返事は 「 怒られてばかりだけど、 私たちのこと、愛してくれているんだ!」 という安心感、喜びとなります。 子どもが 「 生きていること 」 それも 「 笑ってくれている 」 なら もうそれ以上の親孝行はないと思っているのに、 それが当たり前という毎日の中では、 もっともっと上のことを望んでしまいます。 それが子どもの幸せにつながると思って…。 子どもが、お母さん・お父さんを喜ばせようと思う親孝行〜 それは、その気持ちそのものが嬉しくて親孝行なんですね。 お母さん・お父さんが思う子どもの幸せ〜 それは、愛してくれているというぬくもりなんですね。 ことばにもしない当たり前過ぎることを ことばにしてみることで 、 改めて、気持ちの確認ができること! いろいろ考えて… いろいろ記しながらも、何を言ってるんだか…という そんな、感じになってきました…。 「 いのちは大切だ。と、言われるより、 あなたが大切だ。と、言われた方が生きてゆける 」 by 渡辺 和子 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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