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![]() 『 クリスマスプレゼント 』 3歳 もうすぐ クリスマス! サンタさんからプレゼントしてもらいたいものを それぞれ発表! ほとんどの子どもが、 ‘ おもちゃ ’の種類をあげる中、 Mちゃんが 「 まくらが 欲しい 」 とこたえる。 すると・・・ 「 おもちゃと違うやん!」 「 プレゼントは おもちゃやさんにあるんだよ 」 と 言い出した。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ クリスマスプレゼントに 「 まくらが 欲しい 」 という友達のことばを聞いて、 「 おもちゃと違うやん 」 「 プレゼントは おもちゃやさんにあるんだよ 」 という子どものことば・・・ これまでは、子どもの想像力豊かなことばを、 大人の凝り固まった概念で受け取り 否定したり 訂正したりすることが 子どもの‘ 考える力 ’を閉じ込めてしまうということを お伝えしてきましたが、 今回は その反対で、 クリスマスプレゼント = おもちゃ という概念ができてしまっている子どもたちのことばを お伝えします。 サンタクロースが抱えている白くて大きな袋の中には、 子どもたちが欲しいプレゼントが どっさり入っています。 それを想像するだけで、子ども達の顔はほころび、 ドキドキワクワクです。 その袋の中に入っている‘ プレゼント ’は 子どもたちが欲しいと思っているもの!! 大抵の子どもは それが ‘ おもちゃ ’ですが、 それは‘ みんな ’ではなく、 おもちゃではなく違うものが欲しい子どももいるのです。 幼稚園に入ると、 ‘ みんな ’ということ、 ‘ 集団 ’というものに重きがおかれ、 ‘ 個 ’が埋もれてしまいがちになります。 もちろん、 ‘ 集団のルール ’を学び、 協調性を身につけることも大切で、 それによって、 人を思いやる心も育ってきます。 が、 ‘ 人とは違う自分 ’を押し殺す必要は全くなく、 その‘ 個性 ’は、大事に大事に育まれていかなければ なりません。 クリスマスプレゼント = おもちゃ という考えの子どもは、 友達の考えを否定したり訂正したりするのではなく、 「 あっ!!そんな方向からの考え方もあるんだ 」 と、思考の幅が広がること、 そして、 そのように友達から自分の考えを認められる経験をした 子どもは、 より個性的にその能力が伸びていくこと、 その相乗刺激が、 集団生活の中で、最も大切な、けれども置き去りにされがちな ‘ 個 ’の教育です。 まだまだ赤ちゃんだった頃、 高価なおもちゃよりも、 引き出しの中の本物の‘ 道具 ’に興味を示したり、 リモコンや携帯電話という 大人が持つ‘ 道具 ’が 宝物だったりしたころを思い出してみてください。 何が子どもを惹きつけるのか、 子どもは何を欲しているのか、 大人がまずは、先入観や概念を捨てて 耳を傾け、 受けとめ 認めることで、 子ども達もまた ‘ みんな といっしょ ’ が ‘ 良いこと ’という、 大人に植えつけられた考えが ‘ みんなと違っても 面白い ’という考えに 変わってくることでしょう。 人数の多い集団生活では、なかなか難しいところも ありますが、 家庭でのことばがけでは、 ‘ みんなといっしょ ’ が、良いときと ‘ みんなと違って ’ も、良いときがあることを 知らせてあげてくださいね。 また、幼稚園選びのときには、 ‘ 集団 ’と‘ 個 ’、 両方 バランスよく教育的指導をしてくれる園かどうか ということも、 選ぶポイントのひとつにしてくださいね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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