![]() |
HOME | INDEX |
![]() 『子どもになる』 3歳児 ひな祭りを前に雛人形を制作する毎日。 折り紙で少しずつ男雛・女雛と作っていく。 できあがりが楽しみで楽しみでしようがない といった表情の子ども達。 嬉しそうに宝物を扱うように 自分で作った雛人形を指差しながら、 「先生もしたかったでしょう?」 と、Aくん。 「子どもになったらできるよ」 と教えてくれる。 すると横で、 「子どもなんかなれへんわ。 赤ちゃんしか子どもになれないんだよ」 と、Iちゃん。 Iちゃんは 「赤ちゃんが終わったら子どもになるの。 子どもが終わったらおとなになるの」 と説明してくれた。 するとAくんは 「先生、赤ちゃんになったら子どもになれるよ。」 とこっそり子どもになる方法を教えてくれた。 当たり前のことを当たり前と思っていると 思考もストップし、発展もありません。 子どもが発することばを ‘当たり前’または‘ありえない’ と受け取るとそこでストップです。 少し前までは考えにも及ばなかったクローンも 今では科学者がこぞって研究する時代になりました。 遠い将来には ‘子どもに返れる’ 科学も研究されたりしたら・・・ と思うとなんだか不思議な ドキドキするような気がしませんか? Aくんのことばを深い意味で受け取ることで、 受け取るおとなは思考回路を変えることができ・・・ そしてAくんも ‘自分が変なこと、ありえないことを言っている’ というふうに否定されて受け取られるより ずっとずっと伸びるのです。 どんなことにも ‘当たり前’ ‘ありえない’ ‘無理無理’ と受け取らずに、 ‘不思議???’ ‘ありえるかも’ ‘できるかも’ と思って過ごしていきたいものですね。 子どものことばってホント素敵ですね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
|