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![]() 『氷』 4歳児 雪が多かったり、氷が張ったりと 寒い日が続いていたある日のこと。 雪が降り、寒さ厳しい朝にもかかわらず 今日は氷が張っていないことに疑問を感じ、 分析する子ども達。 「雪と雨は同じだもん」 「雪は雨がかたまっただけ」 「だから氷はとけるの」 (雨である雪が氷をとかしてしまう) 「でも寒いから雪が降る・・・・」 ‘雪が降るくらい寒いのに どうして氷がはらないのかな?’ 堂々巡りの末、 「電話して聞いてみるわ!学研さんに!」 「スケートの先生に聞いてみる!」 と言い出した。 五感を通して経験することで、 どんな小さなことにも気づき、不思議に思い、 考え、感動する心を いつまでも持ち続けてほしい・・・・ このとき答えをすぐに与えてしまっていたら ‘学研さん’とか ‘スケートの先生’ に尋ねるという発想は 浮かばなかったことでしょう。 ここからまた新しい気づき、疑問、 それを解決する考え(発想)が生まれてきます。 (誰に聞けばいいの? どうやって調べればいいの? 実際に水を張った容器と温度計を用意してみる? などなど) 子どものことばを受信する時は 否定したり訂正するのではなく、 子どもの発想に共感しながら共に話し合ってみましょう。 そうすることで ‘教えてもらう’ という受身ではなく ‘自分で考える’ ということが身につきます。 答えを急ぐあまりに短気になるのではなく、 物事をいろんな面から捉え、 臨機応変な考え方・立ち居振る舞いができる、 そんな人になって欲しいですね。 そんな思いになった‘ことば’でした。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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