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      『 気は持ちよう 2 』  小学1年生



     NHKの子ども科学電話相談で

     小学1年生の女の子が質問した。


     「 膝を打って痛かったのに、お父さんに撫でてもらったら

       痛くなくなったのはどうして? 」


     と。





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     ということで、今日は…


     気は持ちようで、

     ネガティブがネガティブでなくなることについて…




     以前に「 人生良かったカルタ 」について触れました。

     ネガティブなことを「 良かった 」と口に出して理由を話すと

     気持ちが軽くなる…という話題です。


     「 気の持ちよう 」でネガティブがより深刻になるか、

     「 別の角度から問題をとらえて目の前が明るくなる 」か、

     分かれ
てきます。

     今回は、「 膝を打って痛い 」というネガティブが、

     「 お父さんに撫でてもらう 」ことで

     「 痛くなくなった 」という展開。

     この相談からもうずいぶん日が経ち、

     先生の回答もうろ覚えなのですが、

     最近、特に「 気は持ちよう 」と言い聞かせる場面があり、

     こんな質問が たしかあっなあーと、ふと思い出しました。


     「 痛み 」 が、「 お父さんの手 」 で 「 なくなる 」…

     という、まさに「 気の持ちよう 」がなせる業!

     もちろん、「 気の持ちよう 」だけではなく、

     痛いところを「 撫でる 」「 おさえる 」という「 手当て 」が、

     実際、痛みをやわらげる
らしいのですが、

     それ以上に「 お父さん 」の存在が、

     より痛みへの注意をそらしてくれているのでしょう。

     相手が変わると受け止め方もまた大きく違ってくることが

     感じられますね?

     学校でのこと、家庭でのこと…仕事が忙しくて日頃はあまり

     「 私のこと、みてくれていないなあ 」と思っているお父さんが

     「 気にかけてくれた 」こと、

     「 手を当ててくれたこと 」が、 安心感
につながり、

     痛みを忘れさせてくれます。


     年齢が小さなお子さまに、

     「 痛いの 痛いの とんでいけー 」

     と、おまじないをとなえること、よくありますよね?

     お父さんでなくても、

     「 いつもみてくれている 」と感じているお母さんや

     叱られることがあまりない、おばあちゃん、おじいちゃんでも、

     いつもと違うリズム、抑揚、「 とんでいけー 」の手の動きなど、

     痛みを感じている子どもは、

     「 ん? いつもと違うぞ 」

     と、気持ちが「 痛い 」ことから離れます。

     脳に「 痛い 」という情報よりも新しい刺激の情報が伝わり

     「 痛くなくなった 」と思わせてくれます。


     子どもだけではなく、大人もいっしょ!

     「 思い通りにならない 」

     「 ひとりぼっち 」「 寂しい 」「 悲しい 」

     「 イライラ 」「 腹が立つ」…


     そんなネガティブな気持ちを抱えたら、

     新しい刺激を入れたいですね。


     忙しい子育ての中で 「 新しい刺激 」というと

     難しく聞こえるかもしれませんが、

     食事をとる場所を変えてみるとか、

     メールではなく電話をしてみるとか、

     日頃、聴かない音楽を聴くとか、

     花を飾る
とか…

     ほんのちょっぴりの変化でも気が紛れます。


     私の場合は…

     日頃は時間がなくて見ることができない録画番組を少しでも見る…

     などします。

     するとその間はネガティブな感情はなぜかなくなっています。


     根本的な問題解決にはならなくても

     一時的にわき起こる感情のコントロールはきくような気がします。


     「 気は持ちよう 」


     ひとりではなくて、

     「 聞いて!聞いて! 」と言える人が何人かいること…

     いろんな人に聞いてもらえることが

     気持ちが軽くなるひとつの方法でもあります。

     が、なかなか難しいとき、

     「 いつもと違う 」景色、

     「 いつもと違う 」音、

     「 いつもと違う 」香り…

     五感に「 いつもと違う 」何かを取り入れてみたいですね?

     「 いつもと違う 」 何かが、気持ちをリセットしてくれます。

     「 ネガティブ 」 が 「 大丈夫! 」に

     「 どうしよう 」 が 「 なるようになるさ! 」に

     変えて
くれます。





     「 誰にもノックされないのなら、新しいドアを作ろう 」

      by  ミルトン・バール





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