![]() |
HOME | INDEX |
![]() 『 気は持ちよう 』 小学生 「 人生よかったカルタ 」 というカルタがあるという。 カルタに描かれているのはネガティブなことばや絵。 絵札を見つけた人は 「 よかった 」 と言って札を取る。 「 て 」 転校してよかった 「 よかった! 新しい友達がたくさんできたから 」 「 な 」 仲間はずれになってよかった 「 よかった! 独りぼっちの人の気持ちがわかったから 」 いろんな人がいて、いろんな気持ちがある。 答えは無数! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 発することばによって変わる心の状態について… 「 人生よかったカルタ 」 というカルタが 静かなブームになっているそうです。 以前に新聞に掲載されました。 普通のカルタと違うのは、 読み札や絵札がネガティブなところ。 たとえば… 「 虫歯ができてよかった 」 とか、 「 きらいな人がいてよかった 」 とか… そのネガティブな絵札をとる人は 「 よかった 」 「 なぜよかった? 」 を考えてポジティブなことばで表現するというもの。 「 虫歯ができてよかった 」 では、 「 歯みがきの大切さがわかったから 」 とか、 「 きらいな人がいてよかった 」 では、 「 負けたくないとがんばれるから 」 などなど。 このコロナウィルス禍にあって 口コミで広がり、問い合わせが増えているそうです。 ネガティブな状況を前向きにとらえることは、 子どもにとっても大人にとっても大切なこと。 コロナウィルス感染予防での 思うに任せない自粛や我慢だけではなく、 この夏の、記録を更新する暑さ…などなど 閉塞感からか、みんなどことなくネガティブになったり、 攻撃的になったり、 普段とは違う心理状態になっているような気がしてなりません。 どんなにネガティブになっても、また誰かを攻撃しても、 状況は変わりません。 いえ、負の連鎖でさらに良くないことをが起こるかもしれません。 そんなときこそ、 「 よかった 」 と 魔法のことばを口に出して理由付けをすると、 気持ちが落ち着いてくるような気がします。 前に本で読んだことがあるのですが… 病を患っている人が 「 毎日あらゆることが どんどん良くなってくる 」 と、口に出して毎日言うようになると 病気が快方に向かっていった例があると。 発することばによって気持ちが変わり、気持ちが体調まで 変えた例ですね。 コロナ休校により夏休みは短かく、旅行や帰省も我慢… 学校はというと、授業のペースが早くて わからない、ついていけないもどかしさがある… ストレスのはけ口が友達に向かって 口に出してはいけないことばを発して傷つけたり 嫌がらせをしたり… 心ないことばを投げかけられた子は、 学校に行くのが怖くて、ひきこもってしまいます。 「 な 」 「 夏休みが短くてよかった 」 「 せ 」 「 先生の話がわからなくてよかった 」 こんな読み札があれば、 子どもたちは、どんな 「 よかった 」 で理由付けするでしょう? ネガティブなことも気は持ちよう! 明るく前を向ける、 「 よかった 」 の魔法のことばを口にして前向きになれたら いいですね? このカルタを親子で楽しむことで、 思いがけない子どもの本音が聞けたり、 コミュニケーションが展開されることもあるようですよ。 「 人生よかったカルタ 」 は 「 こども版 」 だけではなく 「 大人版 」 「 おじさん版 」 もあるそうです。 子どもは大人をよく観察しています。鏡です。 気は持ちよう! 私たち大人こそ、ことばに出して、 笑顔をつくって、 イライラをしずめたいですね。 大人も子どもも、おじさんも みんなみんな 「 よかった 」 と言って笑顔があふれますように。 「 楽しいから笑うのではない 笑うから楽しいのだ 」 by ウィリアム・ジェームズ INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
|