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![]() 『 観察力 』 4歳 こいのぼりを見たという話を一生懸命にする子どもたち。 「 スーパーにあった 」 「 コープにもあったよ 」 「 本にのってた 」 などなど… 空を泳ぐこいのぼりではない、 こいのぼりの話だった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… ちょっとした変化に目を向ける子どもの観察力について… 壁面の飾りの変化や、季節の移り変わりによる色の変化など、 子どもはちょっとした変化にもすぐに気づく観察眼を 持っています。 風に大きく体を泳がせるこいのぼりではなく、 何気なく存在するスーパーや本の中のこいのぼりを発見し、 観察する子どもたちです。 大人は見過ごしてしまう小さな変化や、 日常の時間の流れの中での小さな現象にも 目を向け不思議を感じます。 ペットの犬がいつも左前足を先に出すことに疑問を感じて 動物の利き手について質問があったNHKの子供科学電話相談! 専門家の先生たちも答えに窮し、 「 そんなところに目を向けるなんて!! 」 と、 子どもの観察力に感動していたことを思い出しました。 子どもは、大人が見過ごしてしまいそうな小さな現象や変化を 発見する天才です。 大人は、見過ごしてしまうだけではなく、 ともすれば子どもの発見を受け流してしまうこともあります。 ペットの犬がいつも左前足を先に出す疑問を持てば 「 それってたまたまじゃない? 」 とか、 小さなこいのぼりを発見しても 「 そうだね 」 で終わったりとか、 子どもの感動を大人のものさしで 「 当たり前 」のこと、 取るに足らないこととしてついつい受け流してしまうこと、 ないでしょうか? ペットがいつも左前足を先に出すことに気付いたら 「 へえーーー! よく見ているね 全然気づかなかったよ 右足ばかりの犬もいるのかなあ? 」 とか… スーパーでこいのぼりを発見したら 「 よく見つけたね こいのぼりもお客さんのこと見ているのかなあ? 」 とか… 子どもの鋭い観察力に大人も同じようにいっしょに 感動したり、異なった視点での疑問を感じれば、 子どもはもっともっと新しい発見や気づきを得て 観察眼を養います。 観察力がある子どもは、 注意力、想像力にも長け、 人への気遣いができる思いやりのある子どもに育ちます。 子どもは記憶力も観察力ももともとが良いですが、 記憶力も観察力も使って育つものです。 たくさんの発見と疑問をもって 鋭い観察力を育てたいですね。 「 君は見ているだけで、観察をしていない 見ることと観察することははっきり違うのだよ 」 by シャーロック・ホームズ INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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