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![]() 『 ひとりでできるよ 』 4歳 雨の日の朝。 差してきた傘を閉じて巻くのに一生懸命の子どもたち。 閉じかけては力負けして手を持っていかれそうになったり、 ボタンが硬くてなかなか留められなかったり、 努力はするもののなかなか難しい。 その様子を見てついつい手が出そうになるお母さまも…。 そんなとき、 「 子どもにさせるのよ 」 と、ママ友に言われて 出そうな手を引っ込めるお母さまも見られた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 子どもがひとりでしようとすることを見守る難しさについて… なんでも自分ひとりでしたいという子どもたち。 手助けしようとするとその手を押しのけて 「 ひとりでできるよ 」 と言わんばかりです。 難しいとか、まだまだ早いというのは大人の概念で、 どんなことでもひとりでやってみたい時期。 大人のまねがしたいという成長のステップです。 特に簡単にできることよりも ちょっぴり背伸びしないとできない難しいことに挑戦することに わくわくする時期です。 集団生活の中では特に 友達の「 ひとりでできた 」がとても刺激となり、 ますます「 ひとりでできるよ 」に火が付きます。 保護者にとっては、その様子を見守ることがまた難しい…。 限られた時間の枠の中で動く集団生活では 早くしないとついていけないという心配やら、 保護者自身が手間取る子どもの様子をイライラして 見ていられない、 などなど、自分の気持ちを抑えられずに ついつい手が出てしまいます。 そんなとき、ママ友から 「 子どもにさせるのよ 」 と、一呼吸入れてもらって ふと自分を客観視する保護者。 他の保護者との関わりは、 イライラや心配という自分の気持ちではなく 「 ひとりでしたい 」という子どもの気持ち、 「 やってみたい 」という子どもの挑戦を優先する、 心の余裕をもたらしてくれます。 手を出さずに見守ることはとてもとても難しいですが、 難しい課題への子どもの挑戦と同じように ぐっとこらえることへの挑戦、 私たち大人も頑張ってみましょう。 「 自分の足で立っている者は、決して孤立していない 」 by ヘンリー・デイヴィッド・ソロー INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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