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      『 受験用の答え 』  5〜6歳児



     あるテレビ番組で耳にした小学校受験についてのエピソード!!



     ある小学校受験で、

     「 12月には何がある? 」

     という問題が出た。


     答えは

     「 クリスマス 」

     「 大晦日 」


     であるが・・・


     その子は答えた・・・








     「 お父さんの誕生日!! 」






     と。





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     ということで、今日は・・・



     小学校受験の、
     受験用の答えと、間違いではない答えの違いについて・・・





     「 12月には何がある? 」

     という質問に、

     「 お父さんの誕生日!! 」

     と答えた子どもは不合格になったそうですが、


     それに対して、出演のタレントの皆さんは、

     ‘ そんな受験なら必要ない ’
     ‘ お父さんの誕生日と答える感性のほうが大切 ’


     というような発言をされていました。




     受験というものは、
     決められた答え以外は全て × になります。

     少しずつではありますが、
     子どもの個性や感性を重視するべく
     面接に重きをおくところも増えて
はきているようですが、

     方程式といいますか、
     決められた答えを導き出すことができなければ、

     能力がないとみなされてしまう
のです。


     算数は、答えがひとつですが、
     国語的な問題には、答えがひとつではないこともあります。

     それは問題にもよりますが、

     このような

     「 12月には何がある? 」

     という問題にはたくさんの答えが考えられます。


     経験が豊かであれば豊かであるほど想像力(イメージする力)
     も高まり、柔軟な発想で幾通りもの答えを導き出すことが
     でき
ます。

     経験から導き出された考えをことばとして表現できる力こそが
     思考力
です。


     ですから、

     答えがたくさんあればあるほど、思考力があると一般的には
     考えられます。



      が、


     受験は違います。


     受験用の答えしか認められないのです。


     想像してはいけないのです。

     経験からオリジナルな答えを導き出してもダメなのです。

     記憶した決められた答えをそのまま答えなければ
     合格 ○ ではないのです。

     不合格 × なのです。


     個性も感性もそこに出してきてはいけないのです。


     もちろん、先にも記しましたが、そうではない受験も
     あります。


     ‘ 受験 ’に関しては、賛否両論、いろんな意見があります。


     小学校受験は、
     まだまだ本人の意思さえはっきりとしたものはないでしょう。


     そんな時だからこそ、

     保護者の目と考えがぶれないこと、
     子どもの発想を制限することなく、問題を解決できる力を
     認める
こと


     が、大切になってきます。



     ある小学校受験では、
     知識重視ではなく、

     ごっこ遊びをさせて、そのやりとりを見たり、
     リボン結びをさせたり、

     と、

     その子どもの社会性や自立した言動を見るところもあります。




     受験=知識の詰め込み

     ということではなく、



     本当にその学校の特性を保護者が理解することが
     一番大切ですね。

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