![]() |
HOME | INDEX |
![]() 『ひっかかっちゃった』 2歳9ヶ月 2歳9ヶ月の男の子のお母さまからのメールです。 《ー略ー 最近息子が話したおもしろかった言葉を お知らせしたくメールしました。 彼は2歳9ヶ月。 虫が大好きな虫小僧です。 先日、黒アリ(かなり大きなアリです)を発見。 それを捕まえます。 ママが触れないのを知っていて得意そう。 いつかはかまれるなぁ・・・ と思って見ていたのですが・・・ 最近、指をかまれている瞬間を目撃。 どうするかな〜。 自分の指をアリから離したあと、ママを見て、 「ひっかかっちゃった。」 「そうだね〜。ひっかかっちゃったね。」 と私は返しました。 後から思い返してもしばらく楽しめた言葉でした。 子どもってユニークですね。 ・・・・略》 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日のことばは・・・ アリに刺されて・・・ 「ひっかかっちゃった」 今からの季節、 子ども達には いろんな虫と出会い、新しい発見や感動など、 自然の中からたくさんの経験をしてほしいと 願っています。 ゲーム機の中で戦う虫や、 絵本・図鑑で見て知って、 その名前はちゃんと答えられても、 ‘生きたカブトムシ’を見たことがない・・・ というのは寂しいですね。 信じられないことですが・・・ ‘本物のかたつむり’を見たことがない小学生が 増えているという情報もあります。 いただきましたメールのおことばも・・・ 虫に興味がなかったり、 または嫌いだったり、怖がったりしていたら・・・ 少しの変化でも大層にネガティブに受け取り、 「痛い!」 「さされた!」 と大騒ぎして、もう二度と触るまいと思ってしまう ところでしょう。 が、‘虫’大好きなお子さまにとっては ‘さされる’ことも遊び感覚で楽しんでおられる・・・ その様子がとても伺える素敵な素敵なおことばですね。 生きた虫を知らずに、 触れることもなかったら こういう感動のことばも出てはこないですね。 ‘ことば’というのは‘思考’の表現です。 ‘思い’‘感動’‘気持ち’を ‘ことば’に表わすことによって それが本当に自分のものとなります。 ‘ひっかかっちゃった’ ということばの中に アリ(虫)に対する愛情・思い・感動が たくさんたくさん感じとれますね。 アリ=さす という概念を持っているおとなには到底出てこない 子どもらしい素敵なおことばです。 ‘虫小僧’から‘虫博士’になり、 これからも愛情いっぱいの素敵なおことばで たくさんたくさん表現されること、楽しみです。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
|