![]() |
HOME | INDEX |
![]() 『 返事 』 3歳 新学期が始まって 年少クラスの子ども達も 日一日と 集団生活の中での成長が見られる。 出席をとるときは 自分の名前をよくわかっていて 「 はい! 」 と返事もできるるようになった。 でも 出席帳を配ってもらう時は 早く手にしたくて 他の子どもの名前の時でも 「 はい! 」 と返事をしていた。 それが、何日かすると・・・ ‘ 自分の名前 ’を呼ばれるまで 待つことができるようになった。 そして、今日 初めて 「 男の子 」 「 女の子 」 と呼びかけてみると・・・、 自分が‘ 男の子 ’ か‘ 女の子 ’かを 考える前に 自分が動きたい時に 「 はーい! 」 と元気に返事をして 動き出していた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ 考えてから動くのではなくて、 自分の欲求が優先されて 「 はい 」 と返事をする子どもの気持ち・・・ 子どもは ‘ ○○したい ’ と思うと、 その欲求を満たすことにだけ気持ちがいってしまいます。 ‘ 早く出席帳を返してほしい ’ と思うと、 ‘ 名前を呼ばれてから ’取りに行くということには 考えが及びません。 が毎日の繰り返しによって、 ‘ 自分の出席帳 ’を ‘ 自分の名前が呼ばれてから ’取りに行くということが 理解できてきます。 そして 今度、 ‘ 名前 ’ではなくて 新しい‘ 呼びかけ ’になると またまた そのことばを聞いて理解して行動に結びつける前に ‘ 自分の欲求 ’が優先されるようになるのです。 もう少し大きくなってからの ‘ 自分の都合の悪いことは聞こえない ’ ということとはまったく違って、 本当に ‘ 欲求しか頭になくて聞こえていない ’のです。 よく、 ‘ 子どもはひとつのものを見ると他が見えない ’ といいますが、それと同じですね。 このことをよくわかっていないと ‘ うちの子は自分の名前もわかっていない ’ とか、 ‘ うちの子は性別もわかっていない ’ とイライラしたり、落ち込んだりしてしまいます。 ‘ 子どもの目線と同じくする ’ ということは、 ‘ 視野 ’だけではなくて ‘ 気持ち ’も同じです。 ただその視野の狭さも、 ことばを聞いて理解する前に行動に移してしまうところも 経験を積み重ねることで、日に日に変わってきます。 これからが 本当に楽しみな集団生活!! ひとつひとつ学んで成長していってほしいですね。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
|