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![]() 『 ごめんなさい 』 2歳児 新聞の投稿欄に掲載されていた、子どもならではの様子・・・ 周りの子どもを泣かせる、やんちゃが過ぎる2歳前の子どもに、 「 ごめんなさい 」 を教えようと特訓!! 後日 また泣かせたので 「 ごめんなさい は? 」 と促すと・・・ 泣かせた子どもの頭を押さえつけ謝らせようとしていた ・・・・・。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は・・・ 素直で、教えられたことを忠実に表現する、 子どもの行動について・・・ 子どもの表現には、 ‘ そうか!!そういう受けとめ方をするんだ!! ’ という驚きがいっぱいですね。 それは、大人にとっては‘ 当たり前 ’ なことが 子どもにとっては‘ 当たり前 ’ ではないために起こる、 子どもにしかできない子どもらしい行動だから・・・。 大人は、‘ 当たり前 ’という思い込みが強ければ強いほど、 その予想の範囲を超える意外な子どもの言動に驚かされたり、 気付かされたり、笑わせられたり、戸惑わされたり ・・・しますね。 私もこの投稿を読んで思わず笑ってしまいました。 ‘ 誰が誰に対していけないことをしたか ’ ‘ いけないことをした人は相手に対して頭を下げて謝る ’ という大人にとっては‘ 当たり前 ’なことが 子どもにとっては当たり前ではなく・・・ 当たり前ではないどころか、 ‘ それがいけないこと? ’ と、 善悪の区別さえ この時期の子どもにとっては、疑問符です。 これから経験を積んで学んでいく過程なのです。 自分がやりたいことをする、 自分が欲しいものを手に入れる、 自分が・・・ 自分が・・・ というこの時期に、 友達は・・・? ということを考えられない・・・ それがこの時期の子ども・・・ ということを頭においておくだけで、 子どもの予期せぬ言動に、少しは心の準備もできるように なります。 そして、 してはいけないこと、 誰が誰に対してどんないけないことをしたか、 いけないことをしてしまったら そのいけないことをしてしまった人が 「 ごめんなさい 」 と謝る、 ということを、しっかり省略せずに教えてあげられるように なります。 が、省略せずに教えても、子どもの理解や受けとめ方は 本当に想像できないことがたくさんあります。 大人は、新しい局面やいろんな問題に出会ったときに、 いままでの経験にあてはめて、 考えられる事態を予想して対応しますが、 経験が少ない子どもは、とりあえず いちかばちか やってみて、 それが成功したら・・・次なる問題解決の参考にして、 失敗したら・・・今度は違う方法を試してみようとします。 ですからその、いちかばちかの行動力が、 さらにもっと広い問題解決のための糸口になっていきます。 いちかばちかではない行動での対応で、 無難にいままでの道を通ってきた大人は、 逆に、‘ 先入観 ’ や ‘ 思い込み ’ の落とし穴が いっぱいあり、 気をつけたいな・・・と・・・ こういう予想外の子どもの言動に触れるたびに感じます。 何でも省くことで起こる誤解や、 思い込みで判断して行き違う気持ちや、 先入観から広い世界を狭くしてしまう危険性や、 子どもから逆に教えられることはたくさんたくさんあります。 子どものちょっとしたことばや行動のひとつひとつに ふと耳を傾け、目を向けてみること、 これから、どんな予想外を見せて聞かせてくれるか・・・ 毎日の子どもとの触れ合いにいつも 心をときめかせています。 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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