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      『 どうして?の答え 』  5歳



     落ち葉拾いに神社に行く日!

     行く前に、落ち葉の絵本を見た。

     ‘ どうして寒くなると葉の色が赤や黄色に変わるのかな? ’

     という疑問を投げかける話!

     すると、言った。

     「 だって、お茶の葉っぱも、熱いお湯を入れると色が
       変わるよ 」


     と!

     頭を抱えることなく、

     いとも簡単に答える子ども達であった。





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     ということで、今日は…


     疑問に対する答えについて…


     青々とした葉っぱが、

     秋になると赤や黄色になる理由…

     大人は、頭をひねりながら、

     また‘ 調べる ’という方法を使いながら、

     科学的な理由、答え

     たどり着こうとします。


     が、子どもは…

     今までの経験の引き出しから、

     「どうして?」の答えに結びつく知識を引っ張り出し
てきて

     答えます。

     葉の色が変わる = お茶の葉の色の変化につながり、

     ‘ 秋 ’というキーワードは飛んでいってしまいます。

     質問のことばから、

     自分の知識とつながることばだけが残り、

     そうでないことばは聞き流していきます。

     質問の答えにつながるキーワードは、

     子どもにとってはキーワードではなく、

     自分が知っていることが全てです。

     「 知らないことなんてない! 」

     「 答えられないなんてことはない! 」


     子どもたちです。


     知識を積み重ねて、

     「 お茶の葉っぱとは違う! 」

     「 熱いお湯なんてかけない! 」
と、

     友達から指摘されるようになると、

     ‘ 間違い ’に対する恥ずかしさが出てきて、

     指摘されない答えを 確信するまでは、

     答えを口にしなくなります。

     間違えないように、間違えないように

     ひとつの答えにたどり着こうとします。

     出てくることばは、

     「 わからない! 」

     「 教えて! 」


     です。


     自分の知っているキーワードだけを拾いあげて

     自分の思うままに答える、子どもだから…の良さは…、

     コミュニケーション力にも生かされます。

     たとえば…

     ことばの異なる外国人とのコミュニケーションです。

     大人は、外国人から話しかけられると

     知らないことばに神経をとがらせ、

     全てを把握できなければ、答えようとしません。

     外国人に話しかけられないように避けるか、

     沈黙 になってしまいます。

     が、
     知らないことはない、

     答えられないことはない子どもたちは、

     そこでも、自分の知っていることばだけを拾って理解して
     答えようとします。

     逃げずに、また、だんまりでもなく、

     自信満々に



     それが案外、‘ 間違い ’ではない答えになっていたりも

     します。

     外国人が不思議に思う日本人の特性に

     ‘ 間違えることを恐れる ’

     ということがあります。

     あっという間に過ぎ去る、‘ 間違い ’を恐れない

     子ども時代の表現を、自信にあふれる答えを、

     否定や、指摘することなく、大切に取り上げ、

     少しでも長く、その子ども心を持ち続け
てほしいと

     願うばかりです。


     たくさんの間違い、失敗は、

     たくさんの正解、成功にたどり着く根っこになり
ますから!!





     「 『失敗?』これはうまくいかないということを確認した
      成功だよ 」

       by エジソン





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