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![]() 『 挑戦 』 リオパラリンピックの ‘ 視覚障害者女子マラソン ’ で 銀メダルを取った、道下美里選手のことば。 「 できないと思いながらでも挑戦をし続けていたら できる瞬間がある。 できたら新しい自分が見えてきて、 挑戦が止められない 」 3万人にひとりといわれる目の病気で 中学生の時に右目を、 そして25歳の時に、左目の視力までほとんどなくした、 道下選手のことばであった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 諦めずに挑戦する子どもの特性について… 今年の漢字 2016 が、「 金 」 になりました。 幕を閉じてから時間が経ったオリンピックも この一文字で、再び甦ってきますね? 道下選手のこのことばも、いま改めて聞くことで、 受けた ' 刺激 ' を自分なりに取り入れ、 ‘ 挑戦 ’ し、 ' 継続 ' することの難しさ、 ' 諦めない ' ことの自己コントロールの大切さを 知らせてくれているように思います。 道下美里選手は、調理師という夢を諦め、 失意のどん底だったときに 走ることが、立ち直るきっかけをくれたといいます。 ‘ 挑戦をし続けて、できる瞬間と出会い、 そこに新しい自分を見てまた挑戦する ’ そして、30歳から挑戦したマラソンで、 パラリンピック出場、 銀メダル! 「 できないと思いながら… 」 そこで諦めるか、 もう少しやってみようと思うかで、 その後、得られる喜びや達成感、 生き方そのものまでもが変わってきます。 子どもには ‘ できない ’ ことを ‘ できない ’ と捉えるのではなく、 ‘ できるまでする ’ 繰り返しを好む時期があります。 「 よくまあ、飽きないで同じことするわね!」 と思われること、ありますよね? その繰り返しが、努力や苦痛ではなく、 初めて取り組むことへの興味と 初めてで、 「できた!」とは どういう完成形をいうのかさえわからないから 続けて続けて取り組む時期! その中で、「 できた 」 ときにほめてくれたり、 拍手して喜んでくれることで これが 「 できた 」 ということなんだ! と、理解していきます。 この時期はあっという間に過ぎ去り、 少しずつ自分の頭の中で 「 できる?」 「 できない?」 をイメージして、 できないであろうことには「 初めて 」でも飛び付かずに、 あえて避けるようになってきます。 「 できる 」 という得意分野を極めるには 効率よく取り組めますが、 「 できない 」 ことも、やり方次第で、極めていける… ' 諦めない ' ことが、新しい発見との出会いを導いてくれる… ということを教えてくれている気がします。 諦めないこと、挑戦することが、大きな苦しみとして のしかかるまでの、 子どものときの、楽しい繰り返しが、諦めないことに つながっている、 その時に、 親としては、 急き立てず、見守り、 ほめて、認めて、 一緒に ' できた ' 喜びを共有していきたいですね。 「 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ 」 by ドロシー・ロー・ノルト INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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