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![]() 『 ありがとうの気持ち 』 5歳 勤労感謝の日を前に、働く人について考えた。 身近で働く人といえば、お父さんやお母さん。 家族の仕事についていろいろ話す子どもたちだが… 「 ありがとう 」 という感謝よりも 祝日で休みという情報に、 「 やったー! どこかに連れて行ってもらえる! 」 と、 頭の中は 「 休み 」を楽しむことでいっぱいな様子。 さらに、 「 お父さんは、たくさん働いても疲れないんだもん 」 と言う。 「 勤労感謝 」ならぬ、 「 自分感謝 」の祝日に 喜ぶ子どもたちだった。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 自分の気持ちがまだまだ優先される子ども心について…… 「 勤労感謝の日 」という難しいことばを聞いて その意味を知っても、 平日で休みの日という嬉しさが勝って、 「 どこかに連れて行ってもらえる 」と喜ぶ子どもたちです。 さらに、 お父さんもお母さんも 「 たくさん働いても疲れない 」スーパーマンです。 これは実際にお父さん、お母さんが子どもに 「 全然疲れてないよ 」と話しているのかもしれませんが、 「 家族への感謝 」 よりも 「 自分の楽しみ 」が勝る 子どもたちです。 お父さんやお母さん、大人は多少疲れていても、 子どもに 「 全然疲れてないよ 」と小さな嘘をつきますが、 子どもは、相手を思っての嘘があるということは まだまだわかりません。 嘘はついてはいけないと言い聞かせられているから! 自分以外の人の気持ちを想像できる年齢ではありますが、 子どもにとってはいつも強いお父さん、お母さん、 大人は嘘はつかないもの、 お父さんもお母さんも自分が喜ぶ顔を見たいと思っている… など、 子ども(自分)優先は、 子どもを思う親心があって、 自分はお父さん、お母さんにとても愛されているという 安心感があるからこそのものです。 家族への感謝は自分感謝と重なります。 家族以外の働く人への感謝の気持ちは、 店の人、お医者さん、駅員さんなど… 生活の中で触れ合う度の「 ありがとう 」 の中で 自然と生まれてきます。 自分感謝とはまた別の、家族への感謝は、 その愛情を当たり前のこととして受け取っているうちは 漠然とではありますが、 当たり前ではないと知るくらい成長して初めて 「 ありがとう 」という気持ちを持てるのかもしれませんね。 たとえば、一人暮らしを始めるとか、 成長してパートナーができて結婚して、わが子ができるとか… 遅過ぎるのか早いのかはそれぞれかもしれませんが、 親への感謝の気持ちがちゃんと伝わるように表現できるのは、 さらにさらにもっともっと先かもしれません。 「 母の日 」 や 「 父の日 」とは異なる「 勤労感謝の日 」、 難しいことばの理解よりも、 漠然とした「 ありがとう 」を ほんの少し意識できる日になれば それだけでまだまだ充分! 勤労感謝の日、どこかに出かけられましたか? そこで出会った人への「 ありがとう 」は たくさん 伝えられたでしょうか? 祝日もお仕事というご家庭では、 保育園の先生、お父さん・お母さんに代わって遊んでくれた、 お祖父ちゃんお祖母ちゃんへの「 ありがとう 」は ちゃんと伝えられたでしょうか? 「 ありがとう 」がたくさんあふれる毎日にしたいですね? 「 感謝の心が高まれば高まるほど、 それに正比例して幸福感が高まっていく 」 by 松下 幸之助 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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