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![]() 『 憧れ 』 小学生 将棋の最年少棋士、藤井 聡太 4段の 連勝記録に刺激を受け、 将棋を習う子どもが増えているという。 インタビューに答える子どもたちは… 「 藤井4段みたいになりたい! 」 と、目を輝かせて話していた。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 「 強さ 」 に憧れて夢を描く子ども心について… 昨日の対局で見事、 歴代1位タイ記録となる公式戦28連勝を飾った、藤井4段! 記者会見で、無数のフラッシュがたかれる中、 謙虚に礼儀正しくこたえる藤井4段の姿には まさしく大きさを感じました。 「将棋」もそうですが、「クイズ」などの知的能力系、 他、「スポーツ」などの身体能力系、 「音楽」「ダンス」など、表現能力系…などなど、 その時その時、 「 強さ 」 が讃えられ脚光を浴びる人たちに憧れ、 心を動かされ、 「ぼくも…」「わたしも…」と 子どもたちの気持ちは高まるものですね。 それが、始めるきっかけになったり、 「目指す道」になったり…。 が、 脚光を浴びている人たちのように強くなるためには、 好きというだけではなく、 練習や、それを続ける根気、粘り、諦めない気持ちが 必要なことに少しずつ気付いていって、 そこで 「 ん?思い描いていた道と違うかも? 」と 方向転換する子もいれば、 「 困難な道だからこそ、極めがいがある 」 と、強い思いで夢に向かう子と… 分かれ道になっていきます。 どちらの道をたどっても、 夢に向かって夢中に取り組んだ経験は、 この先、必ず生きてきます。 「 大きくなったら何になりたい? 」 と聞いても、 「 わからない 」 「 なんにもなりたくない 」 と、こたえたり、 「 夢はなに? 」 と聞いても、 「 ない 」 「 夢と現実は違うから! 」 と、冷めたこたえが返ってくる、いまの時代、 ' 心が動く ' ということそのことが、 とても貴重です。 ' ○○みたいになりたい ' という感情、 ' ○○みたいになるためには、どうすれば良いか' という思考、 ' 無 ' ではなく、心と頭がフル回転して 行動にうつして体もフル回転していく経験… ' 無関心 'で心が空っぽになるのではなく、 ' 夢中 ' に取り組む瞬間があることが、 これから先にも必ず生きてきます。 フィギュアスケートの浅田真央選手が、 レゴブロックを大好きだということは、 よく知られていることですが… 夢中で遊んだレゴの経験が、フィギュアスケートでの 集中力や、プレッシャーに押しつぶされない精神力に つながったといいます。 大好きなレゴを極めようと思うか、 フィギュアを極めようと思うか、 どちらが 「 進む道 」 なのか、 どちらがより困難なのか、 選ぶ道以外のことも、全てが経験と力になります。 子どもが、憧れて夢を抱いて選んだ道を 周りの大人としては、 ちゃんと見守って応援していきたいですね。 本人が諦める前に、 「 藤井4段みたいになれるわけないじゃない!」 「 無理!無理!」 と、周りが水を差すようなことだけはありませんように!! 途中で諦めて方向転換をしたとしても、 目指したこと、やってみたことを 認めて、今度はその経験をどう生かして 新しい道に進むかを楽しみにしたいですね。 「 やってみて『ダメだ』とわかったことと、 はじめから『ダメだ』と言われたことは、 違います 」 by イチロー INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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