EQ・IQを伸ばす育児の知恵と幼児教育
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      『 パパのすきなとこ 』   年長




     読売新聞掲載 こどもの詩より




     ママー!


     ママー! って


     よんでるのに




     パパがすぐに




     きちゃうとこ





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



     ということで今日は…


     子どもの呼びかけについて…




     新聞掲載から時間が経ってしまったのですが


     とーってもほのぼのとした気持ちになって


     心に残っていましたので共有させて頂きますね。




     仕事に加え、家事、育児と時間に追われるお母さん。


     いえ、お父さんも時間がないのはいっしょです。



     が、その中で


     子どもと過ごす時間や密度はお母さんの方が


     濃いのではないでしょうか?




     子どもの


     「 あのね… 」


     始まる話や欲求を聞く機会も… です。




     機会が多いと、タイミングによっては


     「 今 忙しいからあとでね 」


     なってしまうこと、ありませんか?



     大人にとって子どもの話や欲求は


     同じようなことに聞こえてしまいがちで…。




     でも、子どもが 「 呼ぶ 」 ときは


     いまこのタイミングに伝えたいことが


     あるとき
です。



     大人にとっては同じようなことであっても


     子どもにとっては


     その都度、新しい発見や報告があって


     伝えたい一心
です。




     「 パパのすきなとこ 」 で


     呼んだときにすぐに来てくれるところと


     うたっていますが、


     まさにとても嬉しい様子が伝わってきますね。




     今すぐ伝えたいことが


     今すぐ伝えられる喜び
が…。





     いろんな経験を積んでいる大人は


     「 初めて 」 とか 「 感動 」 とか


     出会う機会も少ない
ですが、



     見るもの、聞くこと、経験することに


     まだまだ 「 初めて 」 がたくさんの子どもは、


     驚き、感動にあふれて


     その気持ちを伝えたくて伝えたくて


     話したくて話したくて




     仕方ありません。




     「 ママー !


      ママー! 」
って


     ママの手がふさがっているとか、


     ママの状況は目に入りません。




     そんな時に


     「 パパが来ちゃう 」 と、


     伝えられる嬉しさ以上に


     満たされる気持ちがパパに向けられるんですね?



     「 すき 」 って。




     ママもパパも


     子どもの呼びかけに応えられない時もありますが、


     そういう時があるからこそなお一層


     呼びかけに応じてくれた時の喜びも


     いっぱいになります。




     「 ママー 」


     「 パパー 」




     呼びかけが減るということは


     子どもの経験値が増え、


     感動の瞬間が減ってくるということ




     それはそれで寂しいですね?


     それが子どもの成長とはいえ…。





     たくさん呼びかけてくれる、


     あっという間に過ぎていく子どもの一時期。




     できるだけ聞き流さないよう


     できるだけ応えられるよう



     時間的にも気持ち的にも余裕を持ちたいですね?






     「 愛の第一の義務は

       耳を傾けることである 」


      by パウル・ティリッヒ





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