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![]() 『 どうして? 』 3歳 「 どうして? 」が尽きない3歳の女の子とお母さまの会話! 子 「 どうして夜は暗いの? 」 母 「 太陽さんが遠くのお友だちのところを照らしに 行ったからだよ 」 子 「 太陽さんはねんねしないの? 」 母 「 太陽さんは強いから、ねんねしなくても大丈夫なの 」 子 「 どうして太陽さんは強いの? 」 母 「 太陽さんは誰よりも大きいからだよ 」 子 「 どうして太陽さんは誰よりも大きいの? 」 母 「 ごめん、お母さんもわからない 」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ということで、今日は… 3歳頃の、ふつふつとわき起こる、 「 どうして? 」 について… これは、以前に新聞に掲載された、 お母さまと、3歳の女の子の会話です。 とても微笑ましく、温かな気持ちになりましたので 少しご紹介させていただきますね。 この女の子は、他にも 「 どうしてお花にはいろんな色があるの? 」 「 どうして時計は1番が 5分なの? 」 「 どうして海の水はしょっぱいの? 」 「 どうして蚊に刺されるとかゆくなるの? 」などなど… 不思議に思うことがたくさんたくさんあふれているそうです。 子どもに 「 どうして? 」 と尋ねられたら、 正しいちゃんとした答えを返さなくちゃ…と 思われますよね? また、終わりがない 「 どうして? 」には 頭を抱えてしまうもの! でも、安心してください。 「 どうして? 」 に対する答えが正しいかそうでないかより 一生懸命、一生懸命答えようとされるお母さまの思いが 子どもたちの探求心を育てます。 そしてその探求心があれば、遠回りであっても 必ずや答えに行き着くことができます。 いえ、遠回りであればそれだけその過程で、 さらに知識の枝葉が広がり、しっかりと定着します。 この女の子の 「 どうして? 」 が尽きることなく 繰り返されるということは、 まさしくお母さまの対応の素晴らしさを物語っていますね。 「 今、忙しいからあとでね 」 と言ってしまいがちですが、 子どもの疑問は瞬間、瞬間で沸き起こり、 「 あとで 」 では関心が移り変わっているもの。 また、「 夜は暗いものなの 」 と決めつけてしまうのも 子どもの「 知りたい 」 という知的好奇心の芽を ついばんでしまいます。 忙しくて 「 あとで! 」 と言ってしまいたいところを 「 どうしてだろうね? 」 「 お母さんにもわからない 」と、 その疑問に気づいた子どもの着眼点をほめ、 疑問に思うことが次から次に湧き出るように 子どもの不思議に向き合っていきたいですね。 小さなことにも目を向け、当たり前を疑うこと、 疑問を持ち続けることが、 豊かな思考力を育てます。 そして何より、満たされた好奇心が、 人の気持ちを理解する思いやりの心を育てていきます。 いつも心に 「 ? 」 を!! 「 人が言っていることや教科書に書いてあることを 全て信じてはいけない 何ができるかでなく、何が知りたいか 」 by 本庶 佑 INDEX <前号 次号> ![]() Copyright(c) Kids Canvas.All Rights Reserved.
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