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      『サンタクロース』  3歳児



     幼稚園での初めてのクリスマス会。

     楽しいゲームやうた、ダンスを楽しんで、
     いよいよ先生扮するサンタクロースの登場!



     「クリスマス 来た!」

     「あれ、人?」

     「どこから来たの?」

     「トナカイさんにも会いたい」




     サンタクロースが子ども達と握手をしながら
     少しずつ自分達の方にやってくると、

     「クリスマスってどうして動くの?」

     「あのね、ロボットなんだよ。だから動くの」

     「クリスマスがこわれちゃったら、
      サンタさん帰るの?」




     目の前の動くサンタクロースに真剣な表情で
     口々に疑問を投げかける子ども達。



     クリスマス会の前に

     「サンタさんは雪が降ったら来るんだよ」

     と話していた子ども達だが、
     子どもの中のサンタクロースは、

     ‘雪が降らないと来ない’とか

     ‘夜遅く、眠っている時に来る’とか

     そんなイメージが多く、
     目の前の動くサンタクロースには
     不思議がいっぱいつまっていた・・・・。



     いざ握手の時には、手を差し出さずに
     ジーッとサンタを真剣な表情で
     見つめているだけの子ども達だった。



     サンタクロースが帰ってしまうと、

     「サンタクロースさん、どこ行くの?」

     「あのね、雲の上のじゅうたんに行くんだよ」



     本当に子どもらしいすばらしい表情と表現だった。




     子どもはいつ頃から

     ‘サンタクロースなんていない’

     と思ったり言ったりすると思いますか?


     口に出して‘いない’と言っていても
     心の中では

     ‘どこかにいるかも・・・’

     って思っているんですよ。
     小学生になっても
     いえ、おとなになっても・・・。



     何かを信じるって、
     やっぱりそれはちょっぴり弱い自分がいるから・・・


     でもおとなはそれを恥ずかしい、
     なんて思ったりして、強がったりなんかして・・



     小学校2年生くらいから(個人差はありますが)

     ‘サンタクロースはいない’

     なんて豪語しますが、
     ちょうどそのくらいから子どもも周りの眼が気になったり
     ‘他の子と同じ’が安心だったりしてくる時期で、

     ‘サンタクロースがいるなんて言ったらバカにされる’

     とか思ってしまうんです。



     周りの眼を気にせず、自分らしく、
     ありのままが一番
です。



     あなたにはサンタクロースはいますか?



     素敵なクリスマスを!

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